Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

焼津で新生児遺棄事件。

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20120809-00000036-jnn-soci

また、このような事件が起こった。

上のレポでは、「死体遺棄事件」とされている。

産んだ女性は、その「犯人」として、追われる。

でも、一番に考えなければならないのは、その母親の状態。

おそらくはトイレで産んだのだろう。

ちゃんとした医療機関では産んでないはず。

出産は、母体にも大きな影響を与える。

早く自首して、きちんと診察を受けてほしい。

それから、こうした女性を出さないために、僕らはもっと考えなければならない。

それが、僕の課題でもある。

誰にも相談できず、頼るあてもなく、孤独の中で、出産した母親。

そして、産まれた赤ん坊を殺めてしまった母親。

産まれた直後に天国にいってしまった赤ちゃん。

「父親」は何を思う。

この事件は、父親も同罪である。

けれど、赤ちゃんを救えなかったのは、僕らみんなの責任でもある。

***

恋愛にせよ、結婚にせよ、その根底に、「個人主義」がなければならない。

個人の行為は「自由」でなければならない。

けれど、その「結果」とその「責任」については、やはりみんなで共有=シェアしなければならない、と思う。

生活世界の行為での個人主義と自由が守られ、その行為の結果については共有し合う、

そういう社会が、BESTとは言わないまでも、Betterかな、と。

その辺の部分は、いつか、もっと自分が賢くなったら、語ってみたい。

どんな人間も完璧ではない。

失敗もする。

だからこそ、その失敗や過ちに対して、僕らはもっと寛容でありたいし、そういう社会であれば、きっとこういう事件はもっと未然に防げたのではないかな、と思う。

コメント一覧

kei
mumuさん

共感していただけたら嬉しいです。これは、これからの母子の大きな問題だと思います。

世の中は、母子=幸せの構図として、妬む傾向さえあります。それはまずい、と思います。躾を親に押しつける社会もどうかと思います。

僕もまだまだ言葉にできない段階にあります。いろいろとアイデアを与えてくだされば、とてもうれしいです。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

同じ思いをもった人がつながることもまた、その一歩だと思います。
kei
らーめん大好きさん

お返事遅れてすみません。こういう女性って、本当の本当に「公的機関」を知らない場合もあるのですよね。また、どうしても相談できないというケースもあります。ご興味があれば、是非今度出る僕の本を読んでください(ちゃっかり宣伝、、、でした)

simaさん

お返事遅れて本当にすみません。simaさんのこと、はっきりと覚えています! しゃるろっとのことも。たしかにあの頃はまだ学生でしたね。そして今は二児の母ですか!! ビックリです。是非この機会にまた、色々とご意見をください。今もDr.keiの研究室はほそぼそ~っとやっていますので。嬉しいなぁ。本当に。「誰もが最初は初心者なのに「出来ない、辛くて折れそうだ」と口に出しにくい世の中」、全くその通りだと思います。

(ドイツに行く前でとてもバタバタしていて、コメントできずにいました。本当にごめんなさい!)
mumu
事件を検索していて見つけました。
「結果」と「責任」についての共有。
普段なんとなく、漠然と感じていたことが言葉になっていました。
そんな共有がもしあるなら、他人を裁いてしまいがちな私自身が、もっと自由に生きられるし、救われるような気がしたので。
sima
長くてすみません続きです;

虐待や育児放棄などで子どもを殺してしまう事件で、その母親を責める意見が目立ちますが(責められて当たり前の事をしていると言われればそれまでですが;)、なにか事情があって誰にも相談できない…父親である夫や実の両親にも話を聞いてもらえない・話せないという気持ちも、同じ母親として子どもを実際に産んで初めて少し分かる気がしました。
育児ノイローゼになったりした時って、誰かに話を聞いてほしいんだけど自分からは言いにくいんですよね。公共団体の電話相談とかも何か敷居が高く感じるし、誰かに相談しても「自分の子どもを疎ましく思うなんてそれでも母親か?」と言われるかもしれない・それによる母親としての自分や今までの苦悩葛藤頑張りが否定されることが怖かったりするんですよね。(私は実際旦那に相談したら上記の事まるっと言われました(笑))
自分が望んで産んだから、弱音を吐くと自業自得と責められるような…

育児って、難しいですね。誰もが最初は初心者なのに「出来ない、辛くて折れそうだ」と口に出しにくい世の中では。
なんか熱くなってしまいました(笑)
これだけあーだこーだ書いてますが、今は落ち着いて生活しています(^^;)
家事育児の毎日なので、何かを考えたり整理して文にして、誰かに伝えるとすごく頭がすっきりします(笑)
長文ですみません、これからもkeiさんのブログ楽しみにしています(*´ー`*)失礼しました~
sima
初めまして
…ではないんですが、かなりお久しぶりになります。
keiさんの最初のブログ(サーバーが269gさんの頃の…)で、しゃるろっとというバンドを紹介させて頂いたsimaという者です。(ボーカル和乃が昨年亡くなったのはご存知でしょうか?)
かれこれ5~6年?程前になるのでもう覚えてないかと思いますが(^^;)

あの頃、ヴィジュアル系バンドを必死に追いかけていた女子高生だった私も今や二児の母になりました。
偶然keiさんのブログに再び廻り合い、乳幼児を持つ母親として興味深い記事が沢山あったのでずっとコッソリ拝見させて頂いてました|・ω・)

産院や医療従事者もいない場で子を産む事については、私もすごく気になってました。私は出産の時はもう形振り構わず旦那や看護師さんにすがり付いて叫びながら産み、長女の時は出血多量で1日起き上がれないし会陰は裂けるし大変だったので、誰にも気付かれずトイレでコッソリ産み落とす…なんて考えられません…
(人によっては顔色ひとつ変えずツルンと産んじゃう方もおられるそうですが…)
ラーメン大好き
身勝手すぎる
生命を宿して生まれてきた子供、育てられなかったら公の機関に相談すれば解決法を教えてくれます。
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