鹿児島滞在2日目、3軒目に向かったのは、
1950(昭和25)年創業の鹿児島の老舗の名店、
こむらさき
です!!
今回の鹿児島訪問でまず一番最初に行きたい!って思ったお店であります。
もう74年くらいの歴史のある超老舗の名店です。
正式には、『ラーメン専門こむらさき』になるのかな?!
鹿児島黒豚のチャーシューが売りのお店でもあります。
Original Ramen Since 1950、とも書いてありますね👆
実に74年の歴史をもつ、鹿児島を代表する名店です\(^o^)/
…
ちなみに、熊本にも「こむらさき」というお店がありますが、熊本のこむらさきとは全く関係のないお店とのことです。全く関係ないのに、同じ名前のお店が九州内にあるっていうのも、なんか不思議な感じがします。
なお、こちらのお店の名前の由来は、「むらさき(紫)」にしようかと思ったけれど、それだけだとちょっと寂しいので「こ」を付けて、「こむらさき」にしたんだとか?!
こちらが、こむらさきの入口になります。
名前の通り、紫色がカラーコンセプトのお店になっています。
僕のイメージカラーも一応「紫」なので、なんかすっごく安心できます💞
老舗店ではありますが、店内はすごく広々としていて綺麗で清潔感もありました。
全国の老舗の名店の中でも、かなり綺麗な方じゃないかな?!
コの字型の大きなカウンター席onlyの店内になっています。
このお店も、まずレジで注文して、食券を買って、着席するスタイルです。
(メニューの写真を撮るのを失念しました…😢)
着席すると、こんな風に「セッティング」されていました。
こちらでも、しっかり「大根のお漬物」が用意されていました。
鹿児島ラーメンの源流であるこむらさきでも、お漬物が出るんですね。
ってことは、ここのこのスタイルをみんな、真似したってことなのかな?!
こむらさきでは、シンプルに「大根の漬物二枚」が出ました。
薄味で、なんかすっきりとしていて、嵐の予感…?!みたいな?!
…
そして、登場です!!
ジャジャーン!!
ラーメン(鹿児島黒豚チャーシュー入り)小盛
です!
この小盛ラーメンで、950円になります(鹿児島のラーメンはやっぱり高い?!)。
でも、小盛がメニューにあるのは、とってもありがたいです…😂
で、こちらのラーメン、作り方もすごく独特でした。
まず最初に、茹でた麺を器に入れて、一度その茹でた麺の水気を全部落として、焦がしネギを入れて、そこにタレをかけて、油を加えて、その後、最後にスープを注いで、そのスープを注ぎ終えたら、即座にお客さんに提供する、みたいな感じでした。凄い、、、これは、凄い、、、
なんか、すごく「技的なもの」を感じましたね。
zoom up!
スープを一口飲んで、ハッと思いました。
「嗚呼、鹿児島ラーメンって、こむらさきのこの味がベースになっているんだ…」
って。
こむらさきが誕生した1950年頃、鹿児島にあったラーメン屋さんって、2年先輩の「のぼる屋」(閉店)とあと「のり一」くらいじゃないかな?!
これらのお店がいわゆる「鹿児島ラーメン」の文化・形態を作り上げたのでしょう。まさに、このこむらさきのラーメン(この時代のお店のラーメン)がモデルになっているんだなって思いました。
このスープ、まさに「ライトでさっぱりとした(よくも悪くも、シャバシャバ系の)すっきりタイプの豚骨塩スープ」でした。
お店の人の話によれば、もともと、このこむらさきのラーメンって、(戦後に)台湾の人(王さんっていう人)から学んだラーメンの味なんですって。なので、味のルーツとしては、台湾のスープがベースになっているんですね。なので、「醤油」ではなく、「塩」のスープなのかな?!、と。
で、そんな塩豚骨スープに、もやしじゃなくて、キャベツがどどどって乗るんです。
これ、まさに「キャベ豚(キャベトン)ラーメン」じゃないですか!!!😊
…
で、ここのスープには、焦がし玉ねぎ…ではなくて、焦がしネギが入っていました。
玉ねぎではなくて、「焦がし長ネギ」が入っていました。これも、やっぱり王さんから学んだのかな?!(焦がしネギを入れたラーメンって、ルーツ的には台湾になるのかな???)
麺はこんな感じです!
ここの麺、すっごく白く見えました。
中細の(ほぼ)ストレート麺になっています。
この麺もまた、食べやすくて、優しい食感で、いい感じでしたね。
小盛サイズなので、わりとサクサクっと食べることができました。
そんなに目立った麺じゃないですが、まさに「名脇役!!」って思いました。
チャーシューも小さいのがパラパラっと入っていました。
ミニチャーシューをいっぱい入れると、なんか得した感じになるの、なんでなんで??
小さいけれど、でも、とっても味わいのあるチャーシューでした。
鹿児島黒豚を使ったチャーシューってことで、一枚一枚しっかり味わいました。
連食じゃなければ、チャーシューメンで豪快に食べたかったなぁ~~💦
ここのラーメン、キャベツがいっぱい入っているんです。
もやしじゃなくて、キャベツがいっぱい!!
ライトな鹿児島豚骨スープに、このキャベツ。
これが、74年の歴史をもつこむらさきのラーメンなのか?!
最後に、卓上のニンニクをいっぱい入れて、、、
ニンニクと言っても、熊本みたいな揚げニンニクでも焦がしニンニクでもありません!
生のおろしニンニクです🎵
なんか、ここは「家系ラーメン」みたいな感じ?!?!
豚骨とニンニクって、どうしてこんなに相性がいいんでしょうね?!(っていうか、ニンニクって、なんでも基本的に合っちゃうんですけどね、、、💦)
最後の最後まで、ニンニク豚骨ラーメンとして美味しく楽しく感動して食べることができました。
さすが、問答無用の74年の歴史をもつ名店のラーメンでありました…m(__)m
***
というわけで、、、
鹿児島のラーメン界のレジェンド的存在の「こむらさき」の実食レポでした。遂に、鹿児島のこむらさきのラーメンを食べることができました~\(^o^)/✨
ここのラーメンを味わって、はっきりと見えてきました。
鹿児島ラーメンって、県の外に出しちゃいけないんだなって。県外でこれを食べたら、多分、「なんだ、このシャバシャバっとしたスープは?!」って思うと思います。
でも、県内で食べると、「うおおお!! これがこむらさきの味か?! 凄いぞ、きゃべ豚!」となります。このシャバシャバっとした感じのすっきり豚骨ラーメンに、鹿児島を感じると共に、アウラを感じるんです。
全国津々浦々に「ご当地ラーメン」ってありますが、鹿児島ラーメン以上に「県外に出してはいけないラーメン」ってない気がしました。ここ、こむらさきのラーメンも、鹿児島で食べるからこその意味があって、鹿児島県内で食べることで、その良さや卓越性を感じることができるんですね。
僕自身、ここのラーメン、鹿児島県内で食べたからこそ感動したし、衝撃を受けたんだと思います。ここのラーメンをそのまま、千葉や東京で出したら、「?!?!…💦」ってなる気がします。
全国のご当地ラーメンの中でも、最もおとなしくて穏やかで、でも、とても個性のあるラーメンだなぁって思いましたね。全国的にも珍しい「現地に来て、現地で食べることに価値があるラーメン」に出会えた気がしました。他のご当地ラーメンも、そのご当地で食べることに意味はあると思いますが、鹿児島ラーメンはそのトップクラスのラーメンかなって。
最後に思ったのは、「色んな意味で、鹿児島ラーメンって凄ぇ!!!」ってことです。
営業時間を見ると、、、
月火水は11時~18時で、木曜日は11時~16時で、金土日は11時~18時になっています。
で、定休日は、基本的に「毎月第3木曜日」なんですって!!!
場所はこんな感じのところです!!
是非是非、一度行ってみてくださいね~~~!!!\(^o^)/