Visual-keiは実に面白い。
この概念自体がとても曖昧であり、
どこまでも広がっていける。
BUCK-TICKやDEAD ENDの頃のシーンとは全く違うが、
「見せて楽しませる」という精神はずっと受け継がれている。
X JAPANは、本当に「見せるのが上手なバンド」だった。
ただ、V-keiは、ショーとは違う。あくまでも音楽とスタイルだ。
見せることと聴かせることにこだわるのがV-STYLEだ。
今度、解散(!?倒産?!)する仙台貨物も、
本当に画期的なバンドだった。
ある意味で、V-keiのテイストを独自に生み出したクリエイターバンドだった。
まず、このバンドに似たバンドはかつて存在しなかった。
しいていえば、BA-RA-VA-LAのいくおさんが近いかな。
いくおさんも、千葉さん同様すごいヴィジュアルだった☆
(*いくおさんについてはnet情報ほとんどなし!)
でも、仙台貨物のメンバーもBA-RA-VA-LAは知らないだろうな。
そんな仙台貨物のLAST ALBUM(!?)は、
シングル曲盛り沢山、カバー曲、代表曲がつまった、
まるでベストアルバムのようなアルバムに仕上がっていた。
11曲中、少なくとも6曲は既存曲。
ラストは、彼らの傑作「神様もう少しだけ」だ。
音楽的なクオリティーも随分とあがった気がする。
というか、「仙台貨物の音」が確立されたような。。。
これまでは「実験的要素」が強かったけど、
今回は「これぞ貨物!」というような曲ばかり。
ポップでキャッチーでさらっとしているサウンドに、
どこまでもねちっこいボーカル千葉。
このWテイストが時代に合ったんだろうな。
何気に、仙台貨物って人気高いし。。。
僕的には1曲目のカバーにめちゃめちゃビビった。
千葉さんの声がこの曲にここまでフィットするとは・・・(汗)
「俺ら東京さ行くだ」のアレンジはかなりカッコイイ。
仙台貨物しかカバーできない名曲だ。
アルバムを聴く限り、「解散」は絶対あり得ない!
が、仙台貨物のことだ。すべてをちゃかしている。
復活はないと千葉さんは話しているが、
まー、きっと何か(すぐに)あるでしょ。
仙台貨物はすべてがファンタジーなので。
こんな素敵なバンド、倒産しちゃダメです☆