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確かに観客を「電脳化」する映画でしたが…『攻殻機動隊S.A.C S.S.S 3D』を観た!

2011年04月10日 | オススメ、映画&ドラマDVD!!
映画『攻殻機動隊 S.A.C. Solid State Society 3D』予告編


というわけで過日、新宿のバルト9にて、少々気にはなっていた神山健治監督の『攻殻機動隊 S.A.C Solid State Society 3D』を観てきましたー。春休みとあってなかなかのお客さんの入りようでしたねぇー。劇場のカフェには期間限定の攻殻カフェなんかも設置されて、ファン心をくすぐる心憎い演出。グッズも大したものは売ってませんでしたが、多少興味をそそられはいたしました。大分前にユニクロでタイアップTシャツ買ってしまったし、いいかなと思ったりして。

さて、今回3D映画を観るのは実は初めてでございましたが、この映画はフル3Dではないんですよねぇー。3D向けにリメイクされたオープニングと映画のなかの電脳通信場面、他に主要な見せ場(例えばラジプートVSサイトーのライフル弾道シーンなど)が3D化されて立体的に目の前に飛び出して見えたりしました。その他の2Dの部分については、ビミョーに3D処理されていましたが、モチロンオリジナルが3Dで制作されたわけではないので、まぁこんなもんかという印象でございました。ただ、聴衆のみなさんは真摯に作品に集中していたようで、エンドロールが流れた後まで緊張感のあるサイレンスが続いておりましたよ。

2000円という料金については、賛否両論あるかと思いますが、個人的には残念ながら、ちと高いかなと感じてしまいましたねぇー。確かにリメイクされた制作サイドにしたら、かなりの労力と時間がかかっているが分かりますので、やむを得ない料金設定だとは思いますが……。初3Dメガネはさすがにゴッツかったですが、眼鏡の上にメガネをかけた感じではそれほど違和感はなかったかも。少し重い感じもいたしましたが、この3D方式は悪くないと思います。本編前にパイカリの3D新作の予告編を見て慣れたこともありますけど。

ということで、今回は少々厳しく☆☆☆の評価とさせていただきます!実質シーズン4となる4作目が製作されるようであれば(この辺は分かりませんが)、フル3Dで作って見ても面白いかもしれませんが(そうなるとディズニーの3Dアニメみたいになっちゃうのかなぁ)、その前にハリウッドの『攻殻』実写版に3Dやられてしまうかもしれませんねww


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