まにあっく懐パチ・懐スロ

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メガトン(マルホン、一発台)

2012-06-27 00:23:24 | 一発台

1989年(平成元年)のバブル末期に登場した懐かしの一発台「メガトン」(マルホン)

 

因みに、1970年代後半の名機「メガトンQ」(平和)とは、全くの別モノである。

本機は、スーパーコンビ、アルファーローズ、ジェットラインなどの「振り分け型」ではなく、当時のマルホンお得意の「完全一発」タイプ。パラレル、プリズム、ファイターといった、同社の「名機」の流れを汲む一台だ。時代的には、「キャラバン」「マリーナ」などと同時期に当たる。

マルホンの一発台「らしさ」全開のアナログなゲーム性に、心奪われたファンも多いだろう。

本機のゲーム性は、中央役物の上部、ミサイルが描かれたV穴に玉が飛び込むと、大当りの権利が発生する。このシンプルさこそが、一発台の醍醐味だったともいえる。

 

通常時、中央方向に向かった玉は、中央役物内にあるオレンジ色のシャッターにぶつかり、両サイドへと流れてしまう。

一方、V穴に入るとシャッターが奥に引っ込み、中央下部のクルーンヤクモノに玉が流れる新ルートが出来る。こういった玉の動きの変化も、いかにもマルホンらしい。

但し、シャッターが引っ込んでいる時間は約6秒間である。せっかくV穴に入っても、玉切れなどしてしまっては、せっかくのチャンスもフイになってしまう。常に、予備の百円を用意しておくことが必要だった。

こうして中央役物を通過した玉は、そのまま下段役物の2段クルーンに入賞した後、最下段のスタートチャッカーに入る。

上下クルーンには振り分けが無い為、下段役物に入った玉は、全てスタートチャッカーまで辿り着く仕組みだ。

スタートチャッカーに入賞すると、今度は両脇の電動チューリップが5.8秒開放する。この電チューはシャッターとも連動しており、再びクルーンに玉が入り易くなる。その後は、スタートチャッカー、電チュー、シャッターの連動を繰り返して、店側が決めた打ち止め予定数(主に4000~6000発程度)まで、延々出玉を増やしていく。勿論、途中で連動が止まってしまえばそれまでとなる。

なお、大当り後の右打ちは不要で、通常ストロークのまま出玉を稼ぐことが可能。

ただ、振り分けのない一発型で元ゲージが厳しいだけに、やはり大当り獲得は容易ではない。

それだけに、運良くV穴に飛び込んだ瞬間は、振り分けタイプにはない「刹那の感動」があった。

 

思えば、当時のホールでは、こういった丁半博打の「大物釣り」と、チューリップ台やハネモノ(ヒコーキ台)などの「小物狙い」を、打ち手が自由に選択出来た。もちろん、デジパチや権利モノというオプションもあった訳だが。

己の懐具合に合わせて勝負が出来る上、ほんの100円で5000発を手にするチャンスもあり、文字通り一発逆転、夢のある時代ともいえた。それだけに、ホールの客層もかなり「香ばしい」面子が揃っていた。

少なくとも、アニメ動画付きデジパチに若者が群がる現在とは、明らかに趣が異なっていた。1パチなどの低換金営業が増加したとはいえ、肝心の台が「金太郎アメ」状態では、今さらホールに足を運ぶ気にもなれない。

まぁ、どの時代が良いとか悪いとか、その手の話をすること自体、もはや「無粋」かもしれない…。