1995年(平成7年)登場の2回権利モノ「カジノ伝説2」(豊丸)
★賞球7&15
★大当り確率:1/241(2回目権利時は1/24.1にアップ)
★大当り絵柄:全12種類…1(赤のみ)、2(青のみ)、3~7(赤と青)
★デジタル3つ揃い後、下段アタッカーV入賞で権利獲得。権利中は右打ちで消化。
★権利2回でのトータル出玉:約4300個(16ラウンド機)
・現役時の実戦店…私鉄O線・Sヶ丘駅北口「Z」店(一部の人向け情報w)
・豊丸90年代「伝説」シリーズ…「勝負伝説」(電)、「勝負伝説2」(電)、「CR竜王伝説Z」(デ)、「ドラゴン伝説ZZ」(電)、「UFO伝説」(電)、「UFO伝説2」(デ)など
(参考)…豊丸90年代「天国」シリーズ…「ピカイチ天国1、2、3」※(デ)、「ピカイチ天国V」(デ)、「恐竜天国」(デ)、「バーディー天国」(デ)、「CR釣りバカ天国X」(デ)、「トランプ天国3」(デ)、「ドラドラ天国3」※(権)、「駒駒天国」(権)、「CR恐竜天国V」(デ)、「CR競馬天国優駿篇」(デ)、「カンカン天国S」(デ)、「CRカンカン天国X」(デ)、「真・ピカイチ天国T(H)」(デ)、「CRツモツモ天国南1局(北1局)」(デ)など
(デ:デジパチ、権:権利モノ、電:一般電役)
※「ピカイチ天国3」(電チュー搭載の確変機)はかなりのマイナー機だったので、馴染みの店に設置されていた記憶はない。但し、豊丸の直営店「アポロ」(名古屋)には「3」が設置されていた。
※「ドラドラ天国1」は萬子絵柄の権利モノで、お蔵入りとなった幻の機種
「カジノ伝説2」は、通常時の演出が非常に面白く、90年代半ばにかなり打ち込んだ権利モノだ。
通常時、デジタルは左⇒右⇒中の順に停止。左右テンパイで、「勝負」の表示&音声と共にリーチとなる。
本機の演出で最も特徴的だったのが、リーチが掛かるとデジタル上部にシルクハットが出現して、様々な「予告絵柄」が現れたことだ。
この予告が、中デジタルの停止出目を暗示して、打ち手をドキドキさせた。先行機「勝負伝説」にも同様の予告演出(つぼ予告)があり、「UFO伝説」シリーズにも中出目を示唆する「アーム引っ張り演出」があった。
シルクハット予告で「?」が出た時は、中出目に何が止まるか分からない。「赤」という文字が出れば、中デジは赤い数字で必ず止まる。「青」ならば、青数字が停止する。
予告では、特定の「数字」が表示される場合もある。「上半分が赤で、下半分が青」の「色分け数字」が出ると、中デジは表示された何れかの色の数字で必ず止まる(下図参照)。
また、「3,7」のように数字が2つ出現することもあり、やはり期待感が倍増した(色分け数字が含まれれば、さらにアツい)。
「7」の色分け数字…予告でコレが出れば、中デジは赤か青の7で止まる。自作なので汚いがご了承を…。
中デジタルは、どの予告からでも2段階(再始動)に発展する事があり、発展すれば大当り確定となる。
予告との絡みでいえば、例えば「青」予告が出ているのに、中デジが赤出目で止まった時は、必ず2段階に発展して大当りする。また、数字で「7」が予告されているのに、7以外の数字で止まった場合も同様である。
もちろん、リーチからビタ止まりで大当りするケースも多く、いったん当り絵柄を通り過ぎてから戻って当るパターンもある。
また、デジタル上部の文字背景にある「スペードマーク」が光ると、必ず保留でリーチが掛かる仕様になっていた。これは、「勝負伝説」の「襖の青い花」演出を引き継いだ格好だ。勝負伝説と同様、右デジタルのスベリを伴えば期待度は大幅にアップした。
本機の出目的な特徴としては、右デジタルは通常時、スローになってから約3コマ先で止まる。左出目が赤7の時には、右出目が赤6からスローになれば、リーチとなる訳だ。一瞬だが、リーチ判別が可能であった。
また、リーチ時の中デジタルは、リーチ絵柄の6コマ手前からスロー回転に切り替わり、そこから最大2周半で停止する。この特徴を知っていると、予告で示された数字を見て、「この出目を超えた時点で大当り確定だな」と、他人より先に大当りを察知できた。
その他の演出としては、デジタル50回転毎に「ファイト」というハートで囲まれた文字が数字の上に出現して、ちょっとした「お遊び演出」になっていた。ちなみに、「勝負伝説」でも50回転刻みで襖が開くという、同様の演出があった。