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BARBARBAR(バーバーバー、京楽・権利モノ)

2013-02-20 19:49:43 | 権利モノ

1994年(平成6年)に京楽から登場した変則3回権利モノ「BARBARBAR」(バーバーバー)

 

★賞球…7&15(ヘソはスルー式で賞球なし。ヘソ下に7個戻しチャッカーあり。)

★大当り確率…1/233(確率変動中は1/23.3)

★大当り絵柄…1~6のサイコロの目、ブランク絵柄3種


 

サイコロの出目をデジタルに採用した、ラウンド変動タイプの3回権利モノ。

cf)デジタルがサイコロ⇒「スーパーダイス」(平和・デジパチ、1989年)、「CRさいころん」(平和・デジパチ、1995年)、「CRヤッタルデー」(西陣・デジパチ、1996年)など

 

 

1990年の風営法規則改正により新要件機が登場して以降、京楽の権利モノは「ラッキーベア」(1991年)、「キングダム2」(1992年)、「スーパーゴルフ2」(1992年)、「CRトランプマスター2」(1993年)という具合に、ゲーム性自体は面白いのだが、ややマイナーな機種が多かった。

しかし、93年登場の1回権利モノ「ピンボール」は、「大当り後1回転目の中デジタルが奇数で確変」という独特のゲーム性で大ヒットとなる。以後、京楽の新要件権利モノへの注目度は一気に高まった。

94年春には、絵柄により3回若しくは1回権利となる変則権利モノ「天国KISS」が登場。コチラも根強いファンがいたものの、全国的な大ヒットとまでは行かなかった。

こうした流れの中で登場した本機は、京楽初の「カラー液晶モニター権利モノ」である。私の知る限り、都内・神奈川での設置は比較的多かった。

当時、某・攻略誌が有名プロ4名(石橋達也、飛鳥一平、杉本真義、中川純一の各氏)に行った人気機種アンケートでは、権利モノの部で本機が1位を獲得している。当時は、プロの目からも「甘い機種」という位置づけだったのだろう。

 

☆同時期の京楽権利モノ…「スーパーアドベンチャー2」('94)、「CRパイレーツ」('94)、「ビッグバルーン2」('95)、「スロットパラダイス2」('95)、「バードシェイク」('95)など


 

カジノバーを思わせる液晶画面では、ディーラーの女性がカップでサイコロを振り、出た目がそのままデジタルの出目として停止。この時、サイコロが奥から手前に「ズームアップ」してくる演出が面白かった。

(デジタル停止順は左⇒右⇒中)

 


 

本機は、先述した通り、ラウンド抽選型の変則権利モノである。

先行機「天国KISS」では、大当り絵柄によって権利回数が異なった(3、5、7で当ると3回権利、その他は1回権利)。一方、本機はどの絵柄で当っても3回権利となるが、抽選により継続ラウンド数が変化する。

獲得出玉が一定ではないので、確率も権利物としては甘めで(1/233)、デジパチに引けを取らない数字だった。但し、ヘソがスルーチャッカーである上、ヘソ下の7個戻しチャッカーも締める店が多く、玉持ちは非常に悪かった。

メインデジタルが揃うと、デジタル上の7セグが回り、下段の権利アタッカー入賞後に停止。7セグに奇数が出れば16ラウンド、偶数なら8ラウンドとなる仕組みだ。振分けは、表示通り1/2である。

ラウンド抽選は、2、3回目の権利発生時にも行われる。よって、トータル出玉は3300個~6600個と、打ち手のヒキによりバラつく。なお、権利発生後は右打ちで消化。

⇒権利発生パターンは8通り(出現率は均等に1/8…平均出玉は4950発)

・奇・奇・奇(6600個)

・奇・奇・偶/奇・偶・奇/偶・奇・奇(5500発)

・奇・偶・偶/偶・奇・偶/偶・偶・奇(4400発)

・偶・偶・偶(3300発)


 

(リーチアクション)

ノーマルリーチ1つと、3種類のスーパーリーチが存在。どのリーチからも当るが、当然スーパー発展時の方が信頼度は高い。ノーマルでも、そこそこ当ってくれるのが嬉しい。

スーパーは全てノーマルから発展(画面とサウンドが派手に変化)、いずれも大当り図柄か1コマ先で停止。

・ノーマルリーチ…左右テンパイ後、中デジタルのサイコロがコマ送りでクルクル回転。

・カラーリーチ…中デジタルのサイコロの色が、白から赤(紫)へと変わり期待度アップ。

・伸縮リーチ…中デジタルのサイコロが、伸び縮みしながらポンポン飛び跳ねて変動。

・バウンドリーチ…画面に「GO GO DICE」のメッセージが登場。中デジタルのサイコロが、バウンドしながら手前に接近する動きを繰り返す。

 

(伸縮リーチ)