1996年(平成8年)に平和から登場したCRデジパチ「CRハッピーデート」
★賞球:5&10&15
★大当り確率:1/397.7(確変時:1/52)
★最高16ラウンド継続、平均出玉:約2300個
★大当り絵柄:0~9の数字、アヒル、ソフトクリーム、ジュース、キャンディ、クマ(全15種類)
★確率変動絵柄:3、5、7、アヒル、クマ
★確変突入率&継続率:1/3(平均連チャン数:4.75回)
当ブログでCR機を取り上げる機会は多くないが(基本的に現金機が好きだった為)、本機は現役時に打つ機会も多く、それなりに思い入れはある。液晶画面がチープだと揶揄されたが、パチンコには「チープさ」がお似合いだと思っていたので、特に嫌いではなかった。
当時の実戦店としては、私鉄O線・Yヶ丘駅近くの「J」(現存)というホールが、真っ先に思い浮かぶ。この当時、「J」のスロットシマには「ピンクパンサー」「ダイバーズXX」「セブンリーグ」など、山佐の台が多く並んでいた事も思い出す。
「CR黄門ちゃま2」や「CR大工の源さん」など、当時のフルスペックCR機は初当り確率が低いゆえに、800回を超えるような「大ハマリ」が付き物だった。しかし、この「CRハッピーデート」については、それ程悲惨なハマリを喰らった記憶はない。
「相性」という言葉はあまり使いたくないが、他のCR機よりも初当りを引き易い感覚があったので、座る機会が多かったことは確かだ。但し、やたらと単発絵柄で当る事が多く、個人的な確変突入率は1/5くらいではなかったか…。
(リーチアクション)
デジタルは左⇒中⇒右の順に停止。各デジタルの絵柄は「風船」になっており、停止する時に「パン!」と破裂する。リーチにはノーマルの他、4種類のSPリーチがあった。
ノーマル(出現率1/32.9、信頼度1.65%)…リーチ後、右デジタルが通常スクロール。右停止パターンにはショート(通常絵柄時)とロング(確変絵柄時)の2種類あるが、信頼度は変わらない。
カラス(出現率1/10.9、信頼度2.06%)…画面上からカラス登場。スクロールする右デジタルの風船に狙いを定めて体当たりする。コチラもショートとロングの停止パターンがあるが、信頼度は同じ。
缶けり…少年が画面左から登場。少年が足下の缶を蹴り上げると、缶は右絵柄に当ってから画面内をバウンドしながら一周する。缶が絵柄に当る回数が多くなる程、信頼度もアップ(6回当れれば100%大当り)。回数別の信頼度は以下の通り。
・1回…出現率1/1178.1、信頼度5.93%
・2回…出現率1/1178.1、信頼度5.93%
・3回…出現率1/572.7、信頼度8.64%
・4回…出現率1/746.3、信頼度7.75%
・5回…出現率1/572.7、信頼度8.64%
・6回…出現率1/3976.6、信頼度100%
ピエロ(出現率1/510.6、信頼度32.1%)…画面左からピエロ登場。右デジタルの風船に飛びついて図柄を停止させる。通常時のSPリーチの中では、「缶けり6回」に次いで信頼度が高いアクション。また、確変時の信頼度は100%となっている。
ピエロ+カラス(1/183.6、信頼度2.31%)…ピエロが風船に飛び乗ろうとするのを、カラスが邪魔して風船に体当たりする。こうなると、一気に信頼度は下がってしまう。但し、確変時であれば信頼度は100%となる。当る時は、ピエロが絵柄に飛び乗った後に、カラスがアタックして大当り。
(リーチ予告演出)
中デジタルスベリ…リーチ発生時、1/2の確率で中デジタルにスベリが発生する。但し、大当り頼度がアップする訳ではない。
魔女出現…確変絵柄のリーチ時、170/256の抽選に当ると、ホウキに跨った魔女が登場する。やはり中スベリと同様、大当りの信頼度には影響しない。
★CRハッピーデート・台湾Ver
・大当り確率:1/500~1/600(推定)、出玉1500発
・絵柄に関係なく単発での当りとなるが、強力な数珠つなぎ連チャンが仕込まれていた。
・遊技中に台枠の上部が点灯し、その後デジタル回転中に消灯すれば、大当りの「前兆」となる。
・この台は、1998年にテレビ東京系でオンエアされた「TVチャンピオン・パチンコ世界一決定戦」の決勝戦(台湾で開催)で登場。台湾代表の「陳さん」という若者が、地元の利を活かして見事に大当りさせた。陳さんは、「大工の源さん・台湾Ver」でも連チャンを決めて、日本代表のBOSS&飛鳥一平、グアム代表のJ・オドカの3名を抑えて優勝を飾った。
★「7人1台1週間」
「パチンコ必勝ガイド」誌の企画で、特定の台を7人が1週間のリレー形式で追い続ける、「7人1台1週間」(いちなな)という企画があった。各人が開店から閉店まで同じ台を打ち、釘が悪くても途中で止める事は許されないという過酷なルールで、数多くのスタッフや読者代表が撃沈した。この企画において、「CRハッピーデート」が対戦機種に選ばれた事がある。
対戦ホールは、高田馬場・早稲田通り沿いの「東陽会館」(現・TOYO104)。出場者は、米澤監督、骨っ子、だんぴーる尾崎、イラスト佐々木、ニイガタ赤石、太田教祖様、読者いそがい(読者代表、女性)の面々。7名のうち3名が女性だったが、何れも結構な額の負けを喰らった。特に、最終日を担当した読者・いそがい女史は、終日でマイナス150000円オーバーの爆死。フルスペックCR機の怖さを、まざまざと見せつけられた。7日トータルでも、125000円の大負けとなった(3円交換、無制限営業)。
★★追記★★
書き忘れていたが、本機は、故・田山幸憲プロが桜新町の「H」店(パチーノヒノ)をネグラにしていた時代に、一時期追っていた台でもある。同時期、H店で田山さんがよく座っていた台は、他にもCR球界王EX、CRバトルヒーローV、CR黄門ちゃま2、CR撃墜王、CRFギンガSP、CRFビーチ、CRフリフリダービー、ファンキードクター、横綱伝説(権利物)などがある。