Life is ART!

高齢者施設で活躍しているアートワークセラピスト達の旬な声をお届けします。

ありのままの

2014-05-27 10:42:43 | 素敵な現場
みなさんこんにちは。

シニア担当のsatomiです。

先日のワークのご報告です。


今回は新緑をたっぷりと味わいました。



テーブルの上には、緑のみずみずしい葉っぱたち。



「これはお庭にさいていた」


「サクラだ!」


「これはアジサイね」


「ヤツデを知らない奴は、東京のもんじゃないよ」 笑。


「ネムノキは夜になると葉をとじるんだ」 「お~」


など、私がいうまでもなく皆様お詳しく・・



「普段、気にもとめないものをまじまじとみるのもいいものね」

とお話しながら、そして、小鳥のさえずりをききながらアートをしていきました。



皆様の作品ご覧ください。

 


 


 


 






ワークも終わり、、移動待ちをしていたS様との会話です。



S様 「男性の方の作品は違うわね」
     
    「お仕事をまっとうされた方は
     体験がちがう。
     作品によくでてる。
     重みや深み、どっしりとしてる」



私 「男性と女性で比べてみるのも面白いですね」


S様 「不思議よね。同じもの使ってるのに」



私 「これがアートセラピーの面白いとこですね」
             S様は、やわからくて、優しいですね。
             お名前のとおり、「幸せ」をかんじます」



S様 「父と母がいま喜んでいます。(上を指差して)

     私の名前つけてくれたから。

     しかし、あなた、うまいこというわね。(ほほ笑み)

     ところで、このワークは、新緑でいいのかしら」



私  「はい。そのとおりです。」



S様  「タイトル書き直すわ」 (太く、達筆で、新緑)
         そしてここにつけるわよ。」




私  「わぁー、あれ、S様!

    先程より、どっしりとされたような、、」


S様 (笑いながら私の肩を・・)  「バシッ」


私  「優しさとどっしりさで絶妙なバランス、、」



S様 (笑いながら)、 バシッバシッ

    あなた、ほんとにうまいこと次から次へと口からでてくるわね。笑。



私  「まだまだでますよ」(二人で)爆笑。



スタッフ  「Sさーん、いきますよー!」





S様  「椅子がはなれたくないっていってる」




私  「S様、うまいっ!!」 笑。







ときに、

お話をされて作品を変えることもあります。




ありのままをうけいれ、やってみる。




とってもとってもシンプルなことですが、
私はなにかが生まれる瞬間にたちあったような、喜びに出会えるのです。



そんなS様の作品はこちら


タイトル

“新緑” 

“心も踊る五月晴れ”










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