Life is ART!

高齢者施設で活躍しているアートワークセラピスト達の旬な声をお届けします。

こんな時だからこそできること

2021-04-19 21:26:24 | 素敵な現場

新型コロナにより今まで当たり前のように思っていたことが
変わらざるを得なくなり、一年以上経ちました。

久しぶりの更新になってしまいました、Shikibuです。

アートワークセラピーを開催させて頂いている高齢者介護施設では
一時中断を経てこれまでと形を変えて再開しているところ、
オンラインという新しい取組を始めたところもありますが、なかなか
再開が難しいところもあります。

現状ではご入居の皆さまの安心安全が最優先であることを考えると
それも当然の事かと思います。

とは言え、これまで毎月1回アートワークセラピーを通して
自分らしさを表現して下さっていた皆さまへ、あるいは
新型コロナ対策で日々ご入居の皆さまの安心安全を守って
下さっている職員の皆さまへも私たちが何かできることは
ないだろうか・・・

仲間たちと考え、昨年12月と今年3月、クラスを中止されているある
施設に私たちからアートのメッセージをお送りしました。

オンラインで企画ミーティングを行いそれぞれコンセプトを決めた上で
昨年12月は感染対策をしっかり取ったうえでメンバーで集まり作品制作、
今年3月は個別に制作しまとめて施設宛にお送りしました。

12月は久しぶりに集まって2点(一点はご入居の皆さまへ、もう一点は
職員の皆さまへ)合同作品を作りました。
この時は、お互いの存在を感じながらアートできた喜びやワクワクした
エネルギーが作品にも反映されていたように思います。

また3月は私たち一人一人が片面は施設の皆さまへ、もう片面は職員の皆さまへ
想いを馳せながら、私信のようなアートのメッセージ(色紙)を造りお送りしました。

新型コロナにより対面でのアートワークやミーティングが難しくなった一方で、
オンラインという新しい取り組みができるようになった事。

対面でのアートワーク以外に、関わりを持たせて頂いていた施設の皆さまに想いを
お伝えしたり、セラピストとして離れていても気持ちに寄り添う事ができないだろうか
と考え、今回お手紙アートという形にできた事。

これまで考えもしていなかった事ができるようになりました。

従来のように直接お会いして、お話を伺い、その方に寄り添い
アート制作を通して自分らしさを味わって頂きたい、その気持ちは
変わりません。

その一方で、この状況に閉塞感を感じている方に、逆に地域関係無く、
アートを味わって頂く事で発散したり自分らしさを感じて頂くことができる
かもしれない・・・

まだまだ全国的に予断を許さない状況の中、クラスは開催できなくても
仲間と共に新たな可能性を模索する日々です



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