Life is ART!

高齢者施設で活躍しているアートワークセラピスト達の旬な声をお届けします。

だれかをおもひ、春をまつ。

2014-02-28 16:11:46 | 素敵な現場
みなさんこんにちは。
シニア担当のsatomiです。
先週のワークのご報告です。



もうすぐ、おひな祭り。


毎年恒例になりつつあります今回は、

おひな祭りと、あたたかいフェルトという素材を通して
春の訪れを味わいました。



「今日のテーブルは見事だね」

こんな嬉しい言葉からワークははじまりました。




テーブルの上には桃の花と、色とりどりのフェルト。
そして、お雛祭りの写真。




桃の花を手に取り、お雛祭りのお話。


フェルトを頬にあてて「あたたかい」といいながら、

ご自分のお好きな色を、すでにかきあつめる方もちらほら・・。





最後には、お雛様とお内裏様のお人形を贈り物として
お渡ししました。



お雛飾りはもともとはお子様の無病息災を願うもの。

人形は魂が宿るともいいますが、皆様お手に取ると、

ご自分の大切なだれか、を想っているようでした。



お孫さんを思い出された方、

ご自分のお子様のお話をされる方、

ご自分のパートナー、奥様やだんな様を思い出された方、



さらにはなんだか、だんだんと恋のお話へ・・。



あたたかいどころか、熱くなってゆきました。(私だけか)



そんな皆様の作品はこちら。



この日は娘さんとご一緒に。
お二人の共同作品です。

 “優しい 仲良し 桃”




皆様、よ~くお雛様とお内裏様の角度をご覧くださいね。


見ているようで見ていない。

見ていないようで、見ています。

これを

夫婦ともうします。

 “仲良くね”



皆様、よ~くご覧ください。
まわりのお花たちが、
お二人に、真ん中に、
だんだん集まってきているそうです。

 “ひなあられ”




息子さんのお話をされながら完成です。

“健康で仲良く”




ご自分と、すべての人を想って・・

“桃の花にかこまれて 暖かい春を迎えられソー”





このタイトルをきくと、
誰もが笑顔になりました。

“そろそろかしら”

そして、皆様から「まぁ」「きゃぁ」
「うふふ」とのお声が・・。



お雛様とお内裏様の
距離と角度が重要なのだと、
ビミョ~な位置が大切なのだと、
最後は、大にぎわい。






  だれかをおもひ、春をまつ。







みなさま、


  いま、だれをおもいましたか?







  もう、春だねぇ。


        そうねぇ。







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