「雨の日も風の日も郵便馬車はやって来る」子供の頃からずっと頭に浮かんでくる詩片だが、出典がまるでわからない。ホメーロス あたりかなと勝手に思ってる。
ところで amazon から郵便物が届いたようだ
息の限りに
遠吠えを
萩耿介
Kosuke Hagi
中公文庫
#1
p26が開き、平易な文章が目に映る。「まだ痛むよ」
この本は正月に友達から来た手紙で知った。
で、本のタイトルから 海に向かって
「息の限りに遠吠えを」なんちゃって🤣🤣🤣
息の限りにと言っても、80歳の年寄りでもそうそうにはぶっ倒れないから困ったもんだ。
序章、見事な書き出しだ。なんの関係もないと思うが国木田独歩の武蔵野を思い浮かべる。長いこと文章なるものを読んでなかつたが、序章10ページを一気に🤣読んだ。薄暗い湿った野っ原に佇んでいるようなそんな気がする。端唄小唄に都都逸か、犬の鳴き声? 知らないけど冥府の声が風に流されて幽かに聞こえる。