泉心堂治療院

せんしんどうちりょういん

東洋医学

2011年10月06日 | Weblog
東洋医学とは、

主にインド・中国を源流とする伝統医学であり、

中国から日本に伝わり、長い年月をかけて発展した伝統医学のことを、

日本では西洋医学に対して「東洋医学」と呼称されています。

元々は漢方や和方などとも呼ばれましたが、

現代ではそれらの語は主に漢方薬など、

伝統的な薬(生薬)の処方に対して用いられています。


ところで、中国語では「東洋医学」という言葉は使いません。

中国の伝統医学は「中医」と呼ばれています。

鍼灸や漢方薬、按摩、気功など、伝統的医術の総称が「中医」です。

ちなみに中国語で西洋医学は「西医」です。


また、韓国では「韓医」と呼ばれます。韓国の伝統医学という意味ですね。


つまり、中国・韓国・日本で

東洋医学という言葉が少なくとも一般的な用語とされているのは、日本においてのみではないでしょうか。

しかしながら、「東洋」とうい語の本来の範囲は広くアジア地域全域、

少なくともインドから東のアジア地域全域を含んでしまう語であるとすると、

「東洋医学」という概念は、かなり幅広いものを含んでしまうことになってしまいます。


しかしながら、そのような指摘はちょっと意地悪な感じもありまして、

一般的なイメージとしては、中国や日本の伝統的な医学という範囲を超えることはあまりないと思いますし、

今まで通りのイメージで使ってもらっても特に何の問題もないと思います。






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