12日午後に遼君は帰国します
遼君ののメジャー再挑戦は国内開幕戦の「東建ホームメイトカップ」からスタートします全英オープンの日本予選の開催方式が今年から変更され
週明けにも主催者から発表されることになりました
国内開幕戦は遼くんにとって最高の雪辱舞台
遼君は「父からは言われていたが、初めて自分で自分の気持ちはまだまだ弱いと気づいた。技術的なことも気持ちにかかっている。もっと厳しく練習したい」
２日間でパー３を除く計２８ホールすべてでドライバーを握りフェアウエーキープ率は５０％
飛距離では世界に通用するね
１１、１３番とアーメンコーナーで粘り強くパー
１５番パー５では久々のバーディー
カットラインまであと１打の通算２オーバーまでこぎつけた
16ホールピンはグリーンエッジの右から３ヤード
手前から５ヤードの厳しいポジション
練習ラウンドでは「あそこならピンの左手前でＯＫ」と無理しない作戦を確認していた
ところが遼君はピンを真っすぐに攻めに出た
「すごくいいショットだったでもあの場面でピンを狙いたくなる気持ちになるのがまだまだ弱い証拠。
今の僕は狙ってもピンに打っていけない。
あそこに打てる力量がないのに打っていくからミスが生まれる」
わずかに距離が足りずに手前のバンカーにつかまると気持ちの焦りが
アプローチのミスにもなってしまった
「ちょっとグサッときました」という痛恨のダブルボギー大会前にオーガスタ入りしていた中嶋常幸氏から
「自分の力量以上のものを出そうとするとすべてはね返されるコースだよ」と
レクチャーされていたが・・・
なのに“攻めのゴルフ”に挑む
カットラインまであと１打という状況だった
18ホールアゴの高さが２メートル以上あるクロスバンカーにつかまった。
「ピンもギャラリーも見えず、空しか見えなくて。すごく悔しくなった」。
仲田健トレーナー「休む時間も少ないし、疲れがないといったらうそになるが
よく精神力でカバーしてきた」と健闘をたたえたい
日本ゴルフツアー機構の小泉直会長「少しやせたようだ。お父さんにうかがったらやや食が細くなっていたとか」
それでも果敢に世界最高峰の舞台に挑んだ遼君の姿には感銘を受けたようです
「いろいろな経験を通じて世界の石川遼になっていってくれるはず」と
熱いエールを送っていました