ねこじゃらし

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081213 素芯蝋梅 鎌倉 長谷寺

2008-12-14 19:14:05 | 植物・園芸・農業・庭園・公園など

もう ロウバイが咲いていた
ロウバイって言うと、お正月休み・新春!
ってかってにイメージしていたけど 鎌倉・湘南は暖かいのかな


境内にはいろいろな花木があり、ていねいに小さめの木札に縦書きの漢字で名前が記してつるしてあった。
前に来たのは 真夏の稲村ヶ崎での海藻実習の帰りだった。
違う季節に同じところを何度か訪ねるって言うのはまた良いものだなと思った。

ロウバイ Chimonanthus praecox (L.) Link
ろうばい科 ロウバイ属
栽培する落葉低木。 幹は叢生し、高さ2~4m。樹皮は淡い灰黒色で横長の小さい楕円形の皮目がある。
花期:12~2月 強い芳香があり、前年枝の葉腋に1個ずつつき、葉より先に開く。花被片は多数。外部のものは下ほど短く円頭、上のは長くて長楕円形、鈍頭で10~15mm、黄色でやや光沢があり、内片は7mm内外で暗紫色。
この内部花被片も黄色いのがこの写真のソシンロウバイ(Chimonanthus praecox f. concolor Makino )。
f.はformの略で種の下の品種のこと。ソシンロウバイは別種ではなくて、ロウバイと同種で、ロウバイの品種の1つってことで、それを記載したのが牧野富太郎先生だったということですね。

ロウバイはその分布が中国で、日本へは後水尾天皇の頃に朝鮮から来たと言う。
後水尾天皇は、先日行ってきた京都の大宮仙洞御所や修学院離宮ゆかりの方だ。
立花(りっか)の達人だった後水尾天皇は渡来したばかりのこのロウバイも花材として“いけ花”をなさったのだろうか。

参考:北村・村田 S54 原色日本植物図鑑 木本編Ⅱ 保育社

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