やはりレイプの問題などから、三年前より、ボランティアに来る人は少ないように思える。
金曜はHISのツアーがあるのだが、昨日男性一人だけであった。
そして、やっぱり騙された男の子が水曜日に来た。
見るからに騙されそうな彼はサダルでインド人に声を掛けられ、その友達の家にホームスティすると言っていた。
鳥肌が立った、まさに典型的に騙された感じである、詳しく書く時間がないので、また日本に帰ったらゆっくりと書くことにするが、彼はマニュアル通りに騙され、インド人のバイクに乗って、登録の行われているシュシュババンまで来た。
まず彼を騙したインド人がどんなに日本人を騙してきたかを教え、ほんとうのプロは騙されていることが微塵も相手に覚られないようにすることを教え、すぐにホームスティを取りやめるように伝えた。
次の彼はまたそのインド人に騙された。
彼はホームスティは辞めることが出来たが、付き合いを辞めることは出来なかった。
たぶん、うまく約束を作られたんだろう、日本人はそうしたものに断るのがほんとうに下手である。
そして、5ルピーの紙タバコをなんと400ルピーで買わされたとのことだった。
彼も彼でほんとうに驚いていた、ほんとうにプロだと言うことをやっと分かったようであった。
まぁ、騙されるのはもちろん日本人だけではないが、日本人が簡単に騙される代表格であることは違いないだろう。
今シアルダーから地下鉄のパークストリートまで三駅の駅で子供の治療をして帰ってきた。
パークストリートの駅からサダルストリートに入るまでの200メートルぐらいの間に三人のインド人に声を掛けられた。
すべて私を騙そうとしたインド人であろう、少し騙されてみようかなと「ここがインディアンミュージアム?」とか聞いてみたが、すぐに何かを感じ取って、私から離れていった。
しかし、初めての旅行者はこんなに声を掛けてきたら、たぶん、騙されるのであろうな、と思った。
パークストリートから三つ目の駅{部屋に変えれば名前は分かるが忘れてしまった}では女の子の足の傷の治療をした。
シアルダーのディスペンサリーから、そこまで40分ぐらいインド人の母親{アシャ}に連れられて歩いてきた。
その辺りはシスターメルシーマリアが木曜に訪問している場所で三年前もドクターのメルセデスと一緒に喉をかききった男性の治療をしにきたことがあった。
その男性は一時は口に入れたものは喉から全部出るような次第だったが、不思議にその傷は小さくなった、治療はずっと拒否していたにも関わらずだ。
だが、既に亡くなったと今回来たときにメルシーマリアから伝えられた。
あと今日はプレムダンに一人、シャンティダンに一人、老女をシアルダーから他のボランティアたちが運んだ。
一人は昨日拒否していた老女であるが、今日彼女はYesと言った。
うまく運べていると言いのだが、さて、どうだろうか。