やはり登録のボランティアを始めると、何かと忙しい。
午後何も用事がない日は火曜と木曜のみである。
昨日は午後登録のボランティアのためにシュシュババンに行くと、メルシーマリアに呼ばれた。
マザーハウスの前に男性が寝ていて、ズボンを履いていないから履かせてほしいとのこと、私は男性のズボンを履かせることは出来ないからと言われた。
スペイン人のカルカッタ滞在の長いボランティアと一緒にマザーハウスに向かった。
男性は若い男の子だった、たぶん、年齢は二十歳ぐらいだろう、腕にはドラッグした後がたくさんあった。
ドラッグで飛んでるのか、彼はうとうとしていた、彼にズボンを履かせることは何ら問題はなかった。
そして、またシュシュババンに戻り、メルシーマリアに彼のこと{ドラッグをしている}を伝えると、彼はいつもドラッグをするために血だらけであることが多いと話していた。
首筋に傷があったけど、どうする?と聞くと、まぁ、そのままで良いとのこと、彼は今朝もマザーハウスの前で寝ていた。
登録に来る子達はやはりレイプの問題などが表面化してきた所為であろう、日本人のボランティアの数は明らかに少ない、皆、短期間でホームスティかツアーで来ている子達である。
ならば、断然、短い期間であれ、その子達のカルカッタでの滞在が美しいものになるように願い込めて、話をする。
彼らが深くマザーを知れるように、愛し愛されるように、話をする。
もちろん、安全でこのカルカッタの日々が送れるように話もする。
話は少し違うが、二十歳の子たちが昨日来た、話を聞けば、私の隣街の出身で親は何と私の年下と言う。
改めて思う、かなり長い間をここに来ているんだと、しみじみと思った。
今日は患者一人プレムダンに運んだ、両足にうじ虫のいる患者である。
そして、以前カーリーガートに運んだ、足に鉄が入っている患者のこの後どうするかを相談するためにバーニーとマリオが向かった。
オペが必要であれば、病院に運ばなくてはならない。
以前に書いたことがあるポルトガルの女の子マリアは何と18歳だった、私と背丈はあまり変わらないし、大人っぽく見れるので24,5には見えた。
昨日の朝、私は彼女の髪の毛にシラミの卵を見つけた。
それを教えると顔を赤くし、かなりショックの受けていた。
彼女はシャンティダンで働いている、やはりシラミは簡単に移るのでのあろう。
アドレーションの時、シラミ除去のシャンプーを買って、彼女にあげた。