北村薫さんの「私」と「円紫さん」のシリーズ、4冊読み終わりました。
最初の3冊は、面白くてどんどん読み進み、すぐに読み終えたのですが、4冊目の『六の宮の姫君』は手強かったです。
ミステリというよりは評伝といった感じ。
芥川龍之介と、彼に縁の作家たち、そしてその作品の数々・・。
くたびれた脳細胞には少し重かったです。
作家同士のかかわりかたなど、面白いエピソードも いくつかあったので、つまらなかったとも言えませんけどね。
そして、最後のページをめくって出てきたコレには ちょっとビックリ!
本に落書き!
というか、感想みたいなものを、鉛筆で書いてありました。
「つまらぬ」って書いてあります。
この本を買って読んだ誰かさんは、つまらなかったんですね。
最後の方、「一ヶ所のみ同意」と読めます。
どの部分に同意なさったのか聞いてみたいです。
それと、つまらなくなかった本にも、その旨 書き込みをされるのかということも知りたいですね。
中古本を買うと、元の持ち主さんの痕跡が残されていることが、これまでにも幾度かありました。
アンダーラインが引かれていたり、航空券の半券(っていうのか???)が挟まっていたり・・。
レシートが挟んであったこともありました。
栞代わりに使ったんだろうな・・と、おかしかったです。
わたしも たまにやりますので。
元の持ち主さんのあれこれを ちょっとだけ想像できるのも、中古本ならではの楽しみです。
図書館で借りた本に お菓子のくずが挟まっていたときは、うわっ!と思いましたけどね。
ああいうのは いただけませんね。
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せっかくのご縁ですので。