幼児のちから~モンテッソーリ教育の現場から~
松浦公紀著 発売元 静岡新聞社
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先日の日記に、リトミック研究センターのカリキュラムは、モンテッソーリ教育との融合である!と書きました。
また、かなり前になりますが、「エチカの法則」だったと思いますが、中国では、子供の口の中から細胞をとり、遺伝子検査を行い、その子が、どういう道に進むべきか!を、その検査結果から親が導いていく!と言っていました。
スポーツが得意な遺伝子を持っている子は、スポーツを習わせ、文化的な事が得意そうな子は「モンテッソーリ」のお教室に通わせるそうです!
凄い事するな!とも思いましたが、現在、アメリカやアジアでは、この教育法が盛んに行われているそうです!!
実際、モンテッソーリのお教室では、どのような事をしているのか、とても興味があるので、この本を読みました!!
これは、著者が開いているお教室「松浦学園(子供の家)」での活動が書かれています!
イタリア人女性 マリア・モンテッソーリ(1870年~1952年)が、モンテッソーリ教育施設「子供の家」をローマに開設しました。
精神科医でもあるモンテッソーリが教育に携わった時に、まず「観察」という方法により、幼児期の子供について色々な発見をしました。
子供には自分で自分を成長させていく「自己開発力」とか「自己教育力」というものが存在する。
「子供の家」では、身体を動かしたり、手を使ったりする活動がたくさんあるそうです。
ハサミを持って、紙を切る。針を持って縫う。リボンを結ぶ。歩く。座る。折る。貼る。洗う。拭く等。日常生活の練習という分野
「知性」の働き。その中の出発点は"比べる"という活動です。比べることで"同じ"や"仲間わけ"・"順序"などを体験して理解していきます。
同じ色を見つける! 大きい物から順番に並べる等。感覚教育と言う分野
幼児期は、物をまっすぐに並べたり、順番にこだわったり、いつも決まった場所に決まったものがないと気持ちが悪い時期です。
こういった秩序は数につながりを持っており、人間は生来ある程度の「数学的精神」と呼ばれるものを持っているという証拠でもある。
マリア・モンテッソーリは「平和を作り出すのは子どもたちです。」と言っています。
自然の不思議さ、豊かさや生命の神秘、世界の国々などについて興味を持ち知ることは、『違いを受け入れる』こと。
このことは、「無知からの開放」そして、平和を作り出す人となるために大切である。
日本地図を覚える。国旗を覚える。人種を覚える等。文化教育の分野
この様に5つの分野からモンテッソーリの教育法は、できていました。
リトミック研究センターのカリキュラムの中にも、カラーボードを使って色を覚えたり、縫いさしを使ったり、紙をちぎったり、数を覚えたり、単語を少しずつ覚えたり等、色々な事を経験します。
リトミックの中には、とても深い理念が含まれていますね!!