「わすれられない おくりもの」
絵・作 スーザン・バーレイ 訳 小川仁央 評論社
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まわりの誰からも愛されていたアナグマが歳をとって死んでしまいました。
・・・・アナグマは賢くて、いつも、みんなに頼りにされていました。
困っている友達は、誰でも、きっと助けてくれるのです。
そして、アナグマは大変、歳をとっていて、知らない事はないというぐらい、ものしりでした。・・・・
野原の友達は、かけがえのない友達を失い悲しみにうちひしがれていましたが、皆でアナグマの思い出話をたくさんします。
みんな、アナグマから色々な事を教わりました。
アナグマは長いトンネルの向こうに行ってしまい、もう会えないけれど、皆のすぐ近くにきっといる! 心の中で、ずーと生きている!と思う様になります。
少しずつ、悲しみを乗り越えていきます。
大好きな人、家族や友達、ペット、自分の身近にいる人の死を迎えた時、悲しいけれど、その人に出会え、同じ時間を過ごせた事・・・その時間は、いつまでも心から消える事はない・・・。
出会えた事に感謝する気持ちを忘れない様に・・。
そんな気持ちになりました・・・・。
絵本を読んで、こんなにも涙が止まらなかったのは初めてです。
また絵も素敵です