Mのミステリー研究所

古今東西の面白いミステリーを紹介します。
まだ読んでいないアナタにとっておきの一冊をご紹介。

強運を奪い合うゲーム「10億分の1の男」

2014-01-05 10:15:33 | 日記
  飛行機の墜落事故が起きる確率は100万分の1。乗員237名、生存者として助かる確率は2億3、700万分の1。トマスはその事故からひとり助かった。生まれ持った強運の持ち主。その強運の持ち主たちが集まり強運を奪い合う不思議なゲームが行われる。カジノを経営するサム。そのサムは30年間負け知らずの世界一運の強い男。
そのサムが経営するカジノの地下でゲームが始まる。トマスは銀行強盗を終え飛行機に乗って逃走していたが墜落事故にあった。そのトマスが眠る病室の傍にはクルマの事故で同乗していた夫と娘をなくしたがひとり助かった女刑事。そんな運の持ち主が集まりそれぞれゲームが行われ、勝ち上がってきた二人が最後に行うゲームとは、リボルバーに弾丸を一発込め相手に向かって引き金を引くという究極のゲーム。相手の持っている強運を奪うという発想がユニークで、またゲームも運試しのような方法で決着をつけるのが面白く、予測不可能な展開で進むストーリーはサスペンスものとしてもなかなか見応えがあります。良くこんなシナリオを考えたなと感心する内容の作品です。

   2001年 スペイン 108分
 監督のファン・カルロス・フレスナディージョはヴァラエティ誌に2003年度の「将来を注目すべき10人の監督」に選ばれている。


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