それもこれも私立✕学園のせいだったというと語弊があるが・・
この小学校、自前のプールがなかった。
だから、どこかに行って水泳の授業を行った。
小学校3年生から6年生まで。(世間は違うよね)
昭和40年代だからか??
最初は、豊島園に行って、授業をする、と言われた。
ただ、時期が、7月上旬。
まだ、梅雨である。
むかしは、梅雨明け、遅かったし。
豊島園は、屋外である。
豊島園での授業は、雨で中止、が続いた。
同じ西武鉄道の施設である、池袋マンモスプール(冬はスケートセンター)を
使うようになった。
そこが、アキ、苦手であった。
深さが1m10cmであった。
あたしの身長は小3で1m17cmである。
いっぺんで水が怖くなった。
いやだった。
水泳の授業は10日間 水木金土 月火水木金土だった。
9時にプール前集合だった。
思わしくないことを悟った、実母が、日曜日に同じプールにアキを連れて行った。
中日の休養日、はく奪された。
ますます、いやになった。
ここまで書いたことは、全部人のせいである。
あるが、根本は水への恐怖心である。
さすがに58歳ともなると、そういうこと、わかる。
最近、やっと、フェリーに乗れるようになった。
大人になったからだろうか。
同情の末っ子が、おやじ、大丈夫じゃんと言ってくれたからか。
時間の経過というのはありがたい。
でも、あの、毎年7月の初めにやってきた水泳の授業だけは
アキの、人生の、恥部で、消したい過去である。