午前中は庭の掃除とリラックスタイム
ずっとNHK第一放送を聴いていた。国会中継。
菅総理の決心の程を聞き出す自民党質問者
菅総理の政策の危うさを指摘る、立憲民主党の蓮舫さん。
「本当に大丈夫なんでしょうか?」「その根拠を教えてください」
「このままでは大変なことになりますよ?」
質問の上手さでは、群を抜く。
午後はDVDで映画を。
最近は大量に出てきている日活映画を。
昨日は、川島雄三監督 銀座二十四帖(昭和30年の映画)
いやあ、昔の人が沢山出てくる。
三橋達也の若いのびっくり。昭和36年生まれの私は連想ゲームに出ていた
中年の三橋達也しか知らないもの
三橋達也ンとこの、花屋の若いのに、佐野浅夫、えっつこんな若いの
ずっとある料亭の前で絵を描いているおじさんが大坂志郎
大阪から出てきたという、関西弁をちっとも話さない、いとこの若い娘が北原三枝
北原三枝はこの役がとっても合っていた。
あと信じられないほど若いがすぐに分かった芦田伸介。
そうそう、デビュー作らしいとてもかわいい姿の浅丘ルリ子
この頃の日活映画はロケを多用し、ロケを躊躇しないので
銀座をはじめ当時の町の姿が克明に残っている。
オート三輪で花を運んでくるシーン。大きな車がほとんど走っていなくて
都電の線路がまんなかにあるシーン。
そして何故か北原三枝が大阪に帰ると、大阪の街ロケ、
御堂筋そのほか、そして大阪球場。
通路の後ろに3両編成の南海電車が走る姿が何度も。
素晴らしい記録になっている。
山口瞳さんの随筆で、川島雄三監督にデビュー作の
江分利満氏の優雅な生活 を、撮ってもらうはずでした。
山口さんの中で、川島雄三監督は(あらゆるジャンルの映画が撮れる人)と
書かれています。
あたしが見たのはこの映画だけですが、構図がびしっと決まり
どんな劇中シーンもきちっとしていて、映画作家として信頼のおける人だと感じましたネ。
この映画の中でもナレーターを起用し、それが超若い声の森繁久彌さんですから
(夫婦善哉の頃の森繁久彌)なかなかです。
川島雄三さんが山口さんと会って一週間後に急逝するなんてとても悲しいですね。
何回か見てみようと思います。映画の筋は大したことないのですが、
あたらしい発見があるように思います。