渋いっ!僕らのTokyo Jazz Cruising♪~今夜も出航!~

Live cafe & bar 池袋Apple Jump(アップルジャンプ)店主の日誌

ナチュラル・リバーブの世界

2009年02月02日 | Apple Jump 創業日誌

今日(正確には昨日)、久しぶりに現場に行ってきました。

 楽器がどんな感じで響くのかなという、まあ、ちょっとした音響テストといったところでしょうか。持参したのは、ソプラノ・サックスです。

本当は、テナーで試したかったんだけど、忙しさにかまけて全然吹いていなかったので、行く前にちょっと試しに家で吹いてみたら、1曲でへろへろになってしまいました。ソプラノもかなりご無沙汰なんだけど、テナーよりまだ何とかなりそうな感じでした。

その結果、、、凄く響くんです。

業者と話している時も、よく響くなと感じていましたが、今回吹いてみて改めて実感しました。

 いわゆるナチュラル・リバーブですね。自分がずいぶん上手くなった気がします。(勿論錯覚ですが、、、) 物件を選ぶ時に、音響の専門家から言われたのは、“アコースティック系の生音を響かせたいんだったら、とにかく天井が高いところを見つけることだね”と言われていました。

実は今回の物件に決める前、下北沢に条件が合う物件がありました。しかし、唯一の欠点が、天井が低いことでした。2.3mぐらいだったでしょうか。(一般の家庭は、だいたいこれぐらいです。)契約の直前までいったのですが、結局この天高の件で断念しました。そして、今回の物件は、3.5mぐらいあるんです。しかし、梁の関係で、ここに天井を造るとぐっと低くなってしまいます。ということで、この天高を生かすために天井を剥き出しにすることにしました。いわゆるスケルトンということです。うまく塗装をしているので、言われないと気付かないと思いますが、、、

すこし響きすぎかな、という感じもあるので、最終的にステージ側は、吸音仕様のマットを敷くなりの対策を打とうと思っています。やわらかく響くという感じでしょうか。

響くものをコントロール手段は色々あります。しかし、響かないものを響かそうとすると、P.A等の音響機材で電気的に処置するしかありません。中途半端に大きなクラブにいくと、折角のグランドピアノが、電子ピアノのような音を出していることがよく有ります。アコースティック楽器の電気的な増幅というものは、とても厄介なんだろうな、ということは素人でも解ります。

小さい店は小さいなりにメリットがあるぞ!というイメージが大分出てきました。出来るだけ、このアドバンテージを生かしていくような編成をしていきたいと思っております。 まあ実際には、お客さんで埋まったりすると大分変わってくるでしょうが、とに角いい感じで響きそうなので、とても楽しみです。

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