しげじいの雑記帳

あんなことこんなこと、老いの生活を思いつくままに、、、、

観光統計をみて

2024年11月22日 | 日常雑記

  ・「東京・京都・大坂、そして九州福岡」は若いころの「観光地」。九州・北海道はあこがれの地、奈良は仏様のおわします聖地。ネット社会の最近は、こんなところまでと思うような所が「オーバーツーリズム」で外客が訪れる。過度な観光客が押し寄せて住民の生活にはなにかと不具合が起こる。反面、観光関係者にとってはありがたい客。

 私の現役時代の訪日外人客は年間5百万人から6百万人。この20日政府観光局の発表では『今年1月から10月に日本を訪れた外国人客が推計で3019万25600人となり、5年ぶりに3千万人を超えた。歴史的な円安に加え、航空路線の増便や新規就航が続いて過去最高のペースで3千万人を突破した。年間累計も2019年の約188万人を上回って最多を更新するのは確実だ。』(2019年の訪日外客数は3188万2千人)。

 結果、観光関係業界は収入倍増、人手不足の中ホテル建設が進む。ホテルも稼働率90%が軒並みという。我々の時代90%の稼働なんて夢のまた夢だった。当然宿泊料金は値上がりし、会社の安い出張旅費では泊まれない、車中泊、日帰り出張が増えたという。学校の修学旅行も親の負担が増える。

 日本人の利用を統計でみると、『7月から9月の日本人の国内旅行客者数(延べ、速報値   )は1億541万人で、19年同期に比べて9.0%減った。宿泊費高騰や物価高の影響とみられる。東京横浜のビジネスホテルの平均単価は1万8900円で、新型コロナウイルス禍前の2019年比、1・5倍。京都は1・3倍になってる。』という。高級・超高級ホテル・旅館の広告ばかり目に付く昨今、一万円以下で泊まるには郊外のはずれまで行かなくてはならない。猫の額のような狭い部屋でも、驚くほどの値上がりしてしまった。

 ・考えてみれば、「観光」は「平和産業」。いつまた「ウイルス禍」「自然災害」が起こるか、世界のどこかで「戦争」が、「国家間の紛争」が起こるかもしれない。そうなれば国家間の交流は断絶するか極端に減る。当然、この国への訪日客も減る。このようなこことになるかもしれない。「悪夢」が起こらないと保証できない。そうなったときに、いま、顧客にどう対応していたか、その結果が出てくると思う、きっと出てくる。

 ・今のこの身体ではとうてい遠出はできないから、ホテルに泊まることもない。あっても年金生活では泊まりたくとも無理しないと泊まれない、財布が許してくれない。今外へ出るのは適当な料金で利用できる、箱根の会員制ホテルへ風呂に入りに行く時だけです。

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