しげじいの雑記帳

あんなことこんなこと、老いの生活を思いつくままに、、、、

ひとり居て

2024年11月27日 | 日常雑記

          

          「人老いぬ巨燵を本の置處  ・正岡子規」

 石油ストーブを点けて、抹茶をマグカップに適量入れお湯を注ぎスプーンで混ぜる、炬燵ではないが机に椅子で本を読んだ。 きのう、家内は古典の勉強会で出かけて留守。お昼は冷蔵庫の中にありますから、ご飯も電子レンジで温めてください、と言い残して出かけて行った。

 90になっても向学心が衰えない家内、学者だった義父の血を引いているからか。何と言って二人でそこそこ元気で居られるのは幸せと言わなければならない。で、二時過ぎ帰るまで一人の静かな時間。天気もいいから足慣らしにコンビニへ、小袋せんべいとヨーグルト、アジフライ一つ買い、遠回りして帰宅した。

 時々聞こえてくるのは、集合住宅の外壁塗装工事も大方終わりに近く、足場を外し始めたらしく、機材を下す音が聞こえるが読書の邪魔になるほどではない。

           

 ・話題を変える、、

 ・人間年に逆らえることは出来ない、自然の成り行きに任せて生きるよりしょうがない、だが、困るのは記憶力が次第に衰えてくること。そうなると諦めてはいるけど、時々ちょっとした言葉というか固有名詞を思い出せなくなってきた。単語一つ思いだすのに時間がかかるようになった。毎日の5行日記は書いてるが、手紙は書かなくなった。

 だいぶ前から年賀状を出さない。最近また郵便料金が値上がりしたから、年賀はがきに印刷すると10枚で2千円から2千2百円もかかる。高くなったものだからますます年賀状を出す人も少なくなったらしい。今のデジタル時代年賀状はもう「時代遅れ」、メール、ライン、インスタ、ブログ、などで気持ちを伝えられる。手紙を書かなくなったのは、字が思い出せず、字が書けなくなったのも一因か。

 歳をとると言葉がすっと出になくなってくる、だまって無口になり、字が思い出せなくなって手紙も出さなくなる。心も身体も衰える、老いたということ。自然のなりゆきと観念しているが、なんとなく体もそうだが、気持ちも寂しくなった。

コメント
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