はい、しげのですが?

匿名でないと困ることは書かない。最近は体調不良で投稿めっきり減ったが。

04-30 第12回社会運動ユニオニズム研究会。

2011年05月01日 19時56分56秒 | Weblog
4/30「東日本大震災と福島原発人災〜私たちは何をなすべきか」
http://socialmovementunionism.blogspot.com/
日 時:2011年4月30日(土)13:30〜19:00
場 所:明治大学駿河台キャンパス研究棟2階第9会議室
テーマ:東日本大震災と福島原発人災〜私たちは何をなすべきか
第一部 拡がる放射能汚染
・チェルノブイリ原発事故に関するビデオ上映
「チェルノブイリ いやされぬ傷あと」2000年3月17日NHK-BS放映 制作:TSI(スイス)1998年
・報告1・労働者と住民に対する被曝の影響〜チェルノブイリ原発事故を踏まえて:平野敏夫さん(東京労働安全衛生センター代表理事、亀戸ひまわり診療所医師)
・報告2・福島原発の現状〜拡がる放射能汚染:菅井益郎さん(國學院大學)
・報告3・放射線防護と海洋汚染〜国際法の視点から:中嶋滋さん(ILO前労働側理事)
第二部 脱原発社会への転換をめざして
・報告4・原発依存からどう脱却するか〜自立したまちづくりを考える:伊藤久雄さん(東京自治研究センター)
・報告5・総括原価方式と電力供給システムの問題点:菅井益郎さん
・議論:労働者・市民として、何をなすべきか(グループ議論と全体議論)
共 催:一橋大学大学院社会学研究科フェアレイバー研究教育センター
    明治大学労働教育メディア研究センター
    Labor Now
---
全体討論で、「今日の研究会の持ち方に不満がある」と言った人がいる。
「反原発の運動は一部の人がわかりにくい専門的なことばでやりあっているだけだ。もっと単純でわかりやすいことばにして、大々的に訴えなければだめだ。」
どこにでも、こういう勘違いの、いい年をしたおじさんがいる。げんなりしたが、即座に反論した。
「1988年に、チェルノブイリ事故を受けて大きな運動が起こった。その時のスローガンがわかりにくかったわけではないが、結果的に短期間で収束してしまった。簡単な言葉を大きな声で訴え続けたとしても、国と電力会社が途方もない資金を投入して、徹底的な宣伝活動をしていることに量的に打ち勝つことなどありえない。わかりやすい情報はそれだけ薄っぺらい内容になる。むしろ、ウソのほうがわかりやすく浸透しやすい。我々は情報の厚みや深みで、じわじわと浸透し、わかりやすいウソに対抗しなければならない。」

このやりとりを受けて、菅井さんは的を得たことを言った。
「我々はもともと東京の人間の言うことなど信用しない。東京でデモなんかやっても意味はない。東京の人間がやらなければいけないことは、マスコミがウソを言ったり偏向報道をしたときに、ちゃんと抗議してやめさせることだ。御用学者追及もやるべきだ。議員などに対するロビー活動も悪いとは言わないが、優先順位が違うだろう。」

確かに、そうだと思う。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。