はい、しげのですが?

匿名でないと困ることは書かない。最近は体調不良で投稿めっきり減ったが。

これは、仕事の出張ではあるのだが。

2011年10月02日 22時12分37秒 | 被災地支援その他
昨日は山元町、今日は東松島市ひびき工業団地でパラソル喫茶。

必要な支援の形態は変わっていくという実感。

被災地に入る感触について、あくまで僕に関して言えば、
テレビの映像で見た(予習した)現場と、現地の生の実感に特に差はない。
違うという人が圧倒的に多いので、あえて言うわけだが。

写真も、撮った後で見直してみると、要らないな、と、いつも思う。
撮るのが下手くそだというのもあるが。

今回もその点は変わらない。


ただ、今回は、ずっと場所の提供を引き受けてもらい、水道も借りていた
仮設住宅のリーダーにあたる人の、

責任者として坐していた場で、その日の状況について語りが止まらなくなり、
悔しい、寂しいと言った後でいったん帰ってしまい、

しばらくして、何事もないように戻ってきて、
をの後は、また他の住民の方と話しながら席にいて、
撤収が始まるころ、他の住民の方が帰ってから、
実家に残っていたという写真を僕らに見せてくれた。

初対面の僕に、50年間連れ添った人の、結婚直後の写真、孫を連れた写真、
趣味の踊りの写真など見せながら、結婚までの苦労の話、その後の苦労の話、
封印した感情が噴き出す瞬間、
その後、解散の時に「今日はやっと、心やすらかに眠れます」
と、あいさつされる現場と直面した。

ああ、報道の「作り」じゃなくって、本当にあるんだ。

ただただパラソルを立て、お湯をわかし、お茶を出すだけと言ってしまえばそれまでの、
5か月にわたる、継続の結果を実感したのだった。

正直、ちょっと疑問視していたのだが。

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