やれこら やれこら 昨日も今日も

自分だけはと力んでみても,膝はガクガク,息ハアハア。会話は「アレ,ソレ」そして「やれこら」。鍛えるべきは皮肉とジョーク。

後ろの列が延びます  やれこら やれこら

2014-09-27 07:30:48 | 今日のやれこら
ショッピングセンターのATMコーナーです。
両隣には他銀行のATMも有ります。
私が並んでいる銀行が一番混んでいます。
利用している人の後ろにまだ三人います,私は五番目です。

“大変は分かるけどもう少し急いでも良いんじゃない”思わず声を掛けたくなります。
隣のATMコーナーです。
誕生前ぐらいの子どもを左手に抱いて操作している,若い母親がいます。
三歳ぐらいの女の子がそばに立ち,しきりに伸び上ったり,母親の洋服を引っ張ったり。
子どもは落ち着きませんが,母親は焦りません。
ゆっくりと片手で画面操作,同じ手でバックを開け通帳を取り出します。
それで終わりかと思えば,抱いた子どもをあやし女の子をなだめ,また別の通帳です。
当然時間もかかります,後ろに一人しかいなかった列が四人になりました。
隣の列ですから,冷静に観察できます。

私の順番は一つはやくなりました。
並んだ時に利用していた女子は,待っている人に「お先に」と軽く会釈していきました。
“そうそう,その気遣いが大事”
私も軽く頭を下げます。
“この人はっや”次に利用した青年はあっという間ですが,会釈はしません。
“んっ”と思いますが,速かったので許そう”
さあ,後は中年女子二人で,その次が私です。
先の中年女子がATMコーナーに進みます。
「準備しとこう」なのでしょう。
私の前の中年女子がバックから通帳を取り出し開きます。
右手で本を読む格好です,老眼かもしれません,少し体から通帳を離します。
覗かなくても見えるんです,普通に立っていれば。
何行にも数字が並んでいます,一行にはかなり桁数が有りそうです。
“見てはいけない,見たいけど見てはいけない”
好奇心が過ぎてもいけません,変に疑われてもいけません,隣を見る風を装います。

「いらいらいらいら」後からでもわかります,背中が揺れています。
前にいる,中年女子です。
いったん準備していた通帳はバックにしまいました。
片足で床をコツコツしています,足を変えます,頭も横に触れています。
気持ちは分かります,私もそうなんですから。

隣のATMを利用した母親同様,私の二人前の中年女子が長いんです。
バックを棚に置き,開けます。
後からなので良くは分かりませんが,何度もバックに手を入れます。
前屈みでATMに向い,手を伸ばしたり,引っ込めたりです。
通帳も“ちらっ”と見え,確認しているような仕草もあります。
何度も同じ動作を繰り返しますが,はっきり見えないので,尚更いらつきます。

やっと終わりました。
会釈だけはしていきましたが,私は無視です。
次の中年女子は「速い」。
記帳でしょう,たぶん。
イライラもわかります。
ですが立派です。
きちんと頭を下げて行きました。
            やれこら やれこら
コメント
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