やれこら やれこら 昨日も今日も

自分だけはと力んでみても,膝はガクガク,息ハアハア。会話は「アレ,ソレ」そして「やれこら」。鍛えるべきは皮肉とジョーク。

血圧測定 深呼吸三回   やれこら やれこら

2014-09-28 07:30:18 | 今日のやれこら
月に一回の病院に来ています。
いつも患者の多い病院ですが今日は特に多い。
今日は土曜日です,午前だけの診察日だからかもしれません。

「“シルバーの方”は平日にご来店ください,土曜,日曜,祝日は現役世代に譲りましょう」
近くの散髪屋さんに掲げてあった,客への注意書きです。
ですがここは病院です,そうはいかないことは分かっています。
“書くとすればどんな注意書きが良いかなぁー。
「“シルバーの方”で,症状の急変してない方は,平日にご来院ください」
「“シルバーの方”で来院主目的が薬の方,半日診療の日は現役世代に譲りましょう」
そう書かれても,“シルバーの方”はそもそも曜日の感覚がうすれているしなぁー。
時間潰しに待合室で考えています。

「ブーンジーンブーンジーン,プシュー」
待合室に設置してある血圧計からです。
診察を待っていた“シルバーの方”が使い始めました。
計測終了です。
その血圧計は,診察の待ち時間に私も使ったことが有ります。
最高血圧,最低血圧,脈拍数がプリントされます。
“シルバーの方”はどうもその数字が気に入らないようです。
何か呟いて,プリントされた用紙を手で丸めてズボンのポケットに入れます。
機械の前に書いてある「計測に当たっての注意」を読んでいるようです。
また腕を血圧計に入れます。
何度も腕を入れたり出したり,上腕の角度を変えているようです。
「ブーンジーンブーンジーン,プシュー」二回目終了です。
またプリントされた数字が気に入らないようです。
首を振って周りを見回します。
近くに看護師でもいれば何か聞きたそうな素振りですが,見当たりません。
今度は,横から見てもわかるほど大きく深呼吸を三回して計測です。

分かりました,分かりました,数値が高くて納得していないのです。
私にも覚えが有ります,お医者さんに血圧を測ってもらった時です。
数値が高めだとお医者さんは言います「深呼吸を三回して」。
“シルバーの方”は自分が予想した数値より高くでたんです。
それが気に入らなくて,三回目の計測です。
ですが,たぶん無駄でしょう。
イライラして,興奮して,血圧はますます上がるはずです。

「44番の方,44番の方」看護師さんが呼んでいます。
私のことです。
「はい,はい」手をあげて“ここですよ”と合図します。
受診受付の時伝えていました。
「あまり待ち時間が長くなるようでしたら,薬だけにしてください」
そばに来た,看護師さんは言います。
「お変わり有りませんか,特になければ何時もの薬をお出ししますが」
返事します。
「はい,症状が良くならないことには変わりないですが,そうしてください」

今日の順番は44番です。
「シッ,シッ」であっち行けです。
早く病院から帰ったほうがよさそうです。
             やれこら やれこら
コメント
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