やれこら やれこら 昨日も今日も

自分だけはと力んでみても,膝はガクガク,息ハアハア。会話は「アレ,ソレ」そして「やれこら」。鍛えるべきは皮肉とジョーク。

「秋の陽の・・・・・髪なびかせて」   やれこら やれこら

2014-09-07 08:00:18 | 今日のやれこら
朝から,軽トラで出かけています。
「退職祝い」に,やっと買ってもらった中古の愛車です。
6年目になります。
時に制限以上の石を積まれ,土砂を運び,荷台は傷んでいますがエンジンは元気です。
その愛車で出かけました,高校生の陸上大会,審判のお手伝いです。
元気をもらい,話し相手になってもらい,昼食も食べさせてもらい,何とか役目は終了。
帰宅です。

我が家は山裾に有ります,県道を離れると家まで約1km。
道は広くありません,普通車がやっと通れる道幅です。
家に帰るには大方が登りです。
時に車に出くわします。
当然,どちらかが離合できるところまでバックすることになります。
どちらがバックするかは,離合できる場所までの距離と車の大きさで決まります。
地域の「暗黙ルール」です。
そのルールが当てはまらない時が,まれに有ります。
相手の運転手の技量によります,表情でたいていわかります。
今日の「最初」がそうでした。
軽四が下りてきました。
運転手はどう見ても「元女子」です。
5mほどバックしてくれれば離合できます。
が,目が訴えています。
『私,バックは苦手なんです,お願いします,下がってください』
「分かりました,分かりました」私が,20m下がって離合します。
「頭を下げるより,前を見て運転しないと危ないですよ」
と,言いたくなるほど,「元女子」は何度も何度も頭を下げて行きました。
何とか離合完了ですが,「えっ」です。
また同じ場所で軽四と遭遇です。
今度の運転手は,「女子」です,かなり「盛った」顔に見えます。
フロントガラスの下にはぬいぐるみが「山ほど」飾ってあります。
今度は相手がバックするはずです,数秒間待ちます。
ですが,どうもバックしてくれる様子は有りません。
じっとこちらを見ています。
目が挑戦しています。
「軽トラじじい下がれ」と。
「ここで負けるか」
私にも意地が有ります,もう数秒,にらみ合いです。

「あらら」
軽四の後ろから,同じように「盛った女子」の車がもう一台下りてきました。
こうなると勝ち目は有りません。
渋々,嫌々,「次に会ったら許さん」心で吠えて,前と同じようにバックします。
二台は,頭も下げず,顔も向けず,当然のように走っていきます。

「秋の陽の ふわりとそそぐグランドに
               夢追いかける 髪なびかせて」

真っ黒に日焼けした顔に汗をしたたらせ,
夢中で走る,さっきまでの高校生が嘘のようで・・・・・
                     やれこら やれこら