おはようございます。しおざわ治療院の塩澤です。
皆さんは力を抜くには力を入れないといけないということを知っていますか?
筋肉は二進法で動いています。
電気が流れれば縮み、流れるのが止まれば現状維持ということです。
筋肉が縮んでいると力が入っているので、関節を曲げていると自覚的に力を入れてなくても力が入ってしまっているということなんです。
では、どうすれば力を抜くことが出来るのでしょうか?
それには“拮抗筋”というものが必要になります。
この“拮抗筋”はその様な名前の筋肉があるのではなく、ある筋肉の作用に反する作用をする筋肉のことをさします。
解りやすいところで言うと、腕の“力こぶ”の筋肉とその反対側にある“二の腕”の筋肉の関係です。
“力こぶ”の筋肉に力を入れると肘が曲がり、“二の腕”の筋肉は伸ばされます。
逆に“二の腕”の筋肉に力を入れると肘が伸ばされ、“力こぶ”の筋肉は伸ばされます。
このように、力を抜くためには拮抗筋に力を入れなければならないのです。
つまり全身の筋肉のバランスをきちんと取らないと力を抜くことは出来ないということなのです。
部分的に緩めても、結局はすぐに元に戻ってしまう経験はありませんか?
きちんとケアするには、全身のケアが必要となってくるのです。