おはようございます。しおざわ治療院の塩澤です。
スポーツ選手や運動をされている方で、股の開脚が広い方がいらっしゃいます。
ここで考えていただきたいのが関節可動域です。
各関節には、これ以上動きません!という角度があります。
では股関節はどうでしょうか?
個人差はありますが、通常の可動域は下の通りです。
この状態をまっすぐとします。
まずは外転(外に開く動き)
45度となります。
続いて内転(内側への動き)
20度となります。
続いて屈曲(膝を上げる動き)
120度です。
続いて伸展(足を後ろへそらす動き)
20度となります。
この他に外旋(足を外にねじる動き)と内旋(足を内にねじる動き)がありますが、これはそれぞれ45度となります。
見てわかるかと思いますが、骨が当たってしまう為これ以上動かないのが普通なのです。
では180度開いているのはどういうこと?ということになりますね?
それは関節を外しているのです。
関節には強力な靱帯が覆っていて関節が外れないようにしているのですが、それを伸ばして関節が外れるようにしているんですね。
ですので関節を支える為の強力な筋肉が必要となってきます。
歳を取り筋力が衰えてくると歩くのも辛くなってきてしまいます。
ですので、当院ではあまり無理なストレッチはお勧めしておりません。
各関節の可動域を守ったストレッチを心がけるようにしてください。