宝島のチュー太郎

酒屋なのだが、迷バーテンダーでもある、
燗酒大好きオヤジの妄想的随想録

瑞泉 8年古酒

2005-05-07 10:31:23 | 酒のこと

「ニンニク」の続き

炒め物に泡盛がよく合うのは経験していた。

が、それは「新酒」と呼ばれるごく普通の泡盛である。
600ml瓶で7~800円程度のもの。
アルコール度数が30度のものが主流だが、それを
オンザロックでやると、食中酒としていける。

あの、クッキリ感と、荒々しさが良い。

今宵の泡盛は、8年古酒である。
いわば、上等品。
アルコール度数は40度ある。

甘やかなアルコールの香りにフルーツ様のそれが若干。
それと、ごくごく僅かに、麦を焦がしたようなそれも
あるように思えるが、気のせいか?

どこかで嗅いだことのある香り。
何かの酒の香りと似ている。

すっと口中に滑り込む、その後にとろっとした濃密感
が味わえる。

含み香もやはり何かに似ている。

なんだったっけ?

確かに以前飲んだことのある味に似ている。

しばらく頭の中の引き出しをあれこれ探してたら
やっと出てきた。

グラッパだ。
マールほどの丸みはないが、「グラッパ」に似ている。

そして、氷が溶けてくると、高千穂とよく似た香ばしい
麦のような香りが立ち上がってくる。

ただ、それらの主張がハッキリしすぎて、食中にはどうだろう。
酒が勝ってしまうようだ。

では、ロックではなく、水なり、湯なりで割ればいいかもしれない。
でも、わざわざ味を薄めるくらいなら、古酒でなくともいいという
ことも出来る。

因みにこの「コップ」は、「泡盛専用」に百均で買ったもの。
これを手にしたときに、「これは泡盛やなあ。」と思った。

事実、これでやると美味い。
ウイスキーのロックグラスだとなんだかしっくりこないし、
チープに感じてしまう。

多分これが相性なんだろうなあ・・・





酒の宝島
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