録画してあった テレビ朝日開局65周年記念 松本清張二夜連続ドラマプレミアム を観た。
あれでは、松本清張さん、怒るで。
ひどかった。
プロットが杜撰。
突っ込みどころ満載。
あんなミステリーないやろ。
不自然な流れ、取ってつけた鍵。
観ながら、
『なんで?』
と何回思ったことか。
あれは、本質を捻じ曲げて見出しだけでアクセスを稼ごうとするヤホーニュースみたいなもんやで。
もしくは、最近流行りの、SNSで有名人の画像を貼り付けて釣ろうとする投資関連の詐欺行為に等しい。
一夜目の【顔】。
敢えて名前は挙げないが、昔の美女を採用してマグネットとしたのも、その意図が透けて見える。
あまりの大根演技に悲しくなった。
ついでに言うと、数年前に【黒革の手帳】で唸った彼女のことも、既に忘れかけてた。
ただ、彼女は若くて美しいし、演技も上手い。
新旧の美女が並び立った作品に、華の命を思った。
二夜目の【ガラスの城】にしても同じ。
不自然過ぎるプロットは、もはやミステリーではない。
敢えて一つだけ挙げるなら、解決の糸口たる土の出処。
遺体に付着した土が、遺棄場所の土と紛れてたという設定は、あまりにもその量的問題がある。
如何にも不自然、取って付けた鍵にしか思えない。
作品名と、著者を悪用した作品と言わざるを得ない。
テレ朝の諸君、今後松本清張を語るなら、せめて、【砂の器】の加藤嘉さんの演技をじっくり観てから企画して欲しい。
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