現在再放送中で、本放送時に観た筈なのに、録画して新たな心境で観ている。
私は、BS時代劇がミョーに好きだ。
特に藤沢周平原作のものに心が和むようで、この作品もそれに当たる。
これは、神谷玄次郎(高橋光臣)の、ぐうたらさ加減と相反する剣の技とのギャップに痛快な心持ちになるところが売りのドラマだが、その傍らにあるお津世(中越典子)の艶っぽさを抜きには完成しないように思う。
なんとも艶めかしい。
私は、古今東西、人の歩みの根源は性にあると思っている。
食欲、出世欲、金欲・・・欲には数々あれど、それらを突き詰めればそこに行きつくように思う。
それが男と女に限らないことは、昨今よく耳にするようになったトランスジェンダーとかいうの?そういうこともあるにはあるのだろうと承知している。
が、要するに性欲とのバランスにあるのではないかと。
それも突き詰めれば快楽か?
恐らくは、人にはそうした遺伝子が組み込まれている。
『性欲なんぞなければいいのに』
若い頃はそうも考えたものだ。
でも、それこそが人間に与えられた課題なのかも知れない。
歳を食うと、そんな風にも思えてくる。
だから、時代小説にしたって、大抵はその辺りの表現が絡む。
池波正太郎なんぞ、凄い。
それがどうした、ということだが、それは心の何処かに留めておくべきではないか!?と思っている。
特に、何かを書きたいのなら・・・
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます