宝島のチュー太郎

酒屋なのだが、迷バーテンダーでもある、
燗酒大好きオヤジの妄想的随想録

LBJ ケネディの意志を継いだ男

2020年04月30日 10時19分45秒 | 映画のこと


 4月も今日で終わり。
ついこの間4月になったばかりなのに。
最近、この思いの進度と深度が震度をもって、加速度的になりつつあることを実感している。
ハイ、思いつきで「しんど」を重ねてみました。

今日は、朝一で銀行に出向き、その足で青色申告会へ。
コロナ騒ぎで締め切りが曖昧になったことをいいことに、先送りしまくりだった確定申告をようやく終えることが出来ると。
すると、GWで5/6まで休みとの貼り紙が。
「なんだよ、せっかく来たのに」
ま、事程左様に人は勝手なもの。

 そんな訳で、今日から一週間ほどは、緩々過ごす予感。
ちょっと余裕が出来ると、すぐさまこの体たらく。
我ながらグウタラ体質だ。



 では本題。
昨晩、「ダラダラとTVを観るのは罪悪だ」とばかり、映画を1本観たら、あとは読書にしようと決めてプライムビデオを物色。
するとこんなんがあった。




LBJ ケネディの意志を継いだ男
「ヲイヲイ、2071年て・・・」
天下のナイルがこんな間違いを、とちょっと微笑ましくもある。

最近、何故かNHKがJFKの特集を重ねている。
そいつは後で触れるとして、その影響もあってか、この映画を観てみたくなった。




 結論から言うと、見応えがあった。
もしかすると私は、これ以前の時代背景のものが好きなのかも知れない。

で、ですよ、驚いたことが一つ。
なんと、TVがリモコンで動いている。
時は1960年。
日本にはまだようやく街頭にTVが現れた時代ですよ。
あれ、ホンマ?
流石に時代考証は徹底してるだろうから、事実なんでしょうな。
そんなに差があったなんて。
しかし、やがて日本は、そこから追いつき追い越せを果たした。
そして、油断してる間に、追いつかれ追い越された。
皮肉なもんですな。


 で、JFKですよ。
暗殺されたのは1963年11月22日。
当時、小学一年生だった私はその日のことをよく覚えている。
その年の春に、当地、新居浜市浮島に転入してきた私たち家族がそれ以前に暮らしていたのが土居町(現、四国中央市土居)。
そこへ、多分その日は日曜日だったのだろう、父親の用事で一緒に軽トラ?多分もうミゼットではなかったと思うが、それで出かけた時のこと。
場所もハッキリ覚えている。
土居駅の東の踏切を南方向に渡ってすぐを右折、線路沿いの緩やかなカーブの先の飲食店、いわゆる大衆食堂の店先だった。
父親とその友人の会話。
「河端はん、聞いたで?ケネディが死んだらしいよ」
「え、なんで?」
「なんや撃たれたらしいわ」
「え~~~」
こんな感じだった。

 他国のど田舎の庶民ですら、これほどの衝撃だったのだから、かの国のそれが如何ほどだったかは想像に難くない。
で、先のNHKのハナシだが、ここ最近、地上波、BSを上げて、なんだかJFKの特集が多いように思う。
具体例を挙げれば、つい最近放送された、ダークサイドミステリー「ケネディ暗殺陰謀論の正体に迫る」では、陰謀論を否定する内容。
即ち、オズワルドの単独犯説を推す。

 片や、昨晩放送されたNHKスペシャル「未解決事件 File.08 JFK暗殺」では、そいつが揺らいでいると示唆する。
即ち、いくつかある黒幕説の中のCIAとオズワルドの関係をドラマ仕立てで追ってゆく。
これは見応えがあった。
昨晩のが、前編で、その後編が5/2(土)にある。
勿論、早速録画予約しましたがな。

 これ、お薦めです、マヂに。
あれ?本筋からズレましたなぁ、ま、いっか・・・




追記

やはり、理由があった。
そいつを以下に貼り付ける。

制作者メッセージ
ディレクター・高比良健吾
なぜ今、JFKなのか? 多くの人に聞かれた質問です。
明確な答えを持って始めたわけではないですが、2年半、このテーマと向き合い感じるのは、JFK暗殺が、現代にも通じるさまざまなテーマが内包された、まだ終わっていない事件だからだと思います。
取材のきっかけは、トランプ大統領がケネディファイルを全公開するとしながら直前で撤回したことでした。「公文書」については、ちょうど日本でも話題になっていた時期で、JFK暗殺の真相を追い求める戦いが、アメリカ国民にとって「知る権利」を勝ち取ってきた歴史でもあることに気付かされました。
さらに研究者の話を聞くうちに、いまだに一部の組織が「嘘うそ」や「隠ぺい」を続けていること、世界の研究者たちが、1人1人の「民主主義」を本気で守ろうと、その強大な力に挑み続けていることにも気付かされます。
そして、国家と個人とは何か──。なぜ「世界の真の平和」という理想を語った若きカリスマが暗殺されなければならなかったのか──。ケネディは国家の上層部と決して折り合いが良かったとはいえません。しかし当時の時代を考えると、そうした人々も、決して卑劣な人たちではなかったことが良く分かります。皆、その時代を必死に生き、彼らなりの「愛国心」を持って国家を守ろうとした。その自国を守ろうと必死になるが故に、道筋が異なり争いが泥沼化していくことも、時代は変われど、今も変わらないことなのだろうと、感じます。
「魑魅魍魎ちみもうりょう」「蟻あり地獄」「羅生門」、、、
どこに進んでも底なし沼が広がっているような、
同じ事象も見方によって見解が異なり、何が事実で何が嘘かも徐々に分からなくなる、そんな感覚がJFKワールドにはあります。
その奥深さの一端を、少しでも追体験いただき、今を考えるきっかけになればうれしいです。
NHKスペシャル「未解決事件 File.08 JFK暗殺」

■episode Ⅰ “はめられた“男
4月29日(水・祝)[総合]後7:30~8:30
(4月29日[総合]後8:30~「ケネディとその時代」)
■episode Ⅱ 浮かび上がる“黒幕”
5月2日(土)[総合]後9:00~9:54



 ワタクシメ、決してNHKの宣伝マンではありませぬ。
ま、姪がそこの記者をしてたりする関係はありますが。

東京時代とそれからまた数年後、社会人になってのとの2回も買ったくせに、最初の本はたまに行った東高円寺のスナックに忘れて戻ってこなかったのと、2回目は単純に何処かに紛れ込んだのとで、未だそいつを読了出来てないという、この本への郷愁もあって。

これについて過日投稿した記事の中での疑問点が2039が何故2017年?ということ。
これは、先のダークサイドミステリーにその答えがあった。
それは、「後年アメリカでの公文書に関する法律が変わったから」ということらしい。
因みに、著者の落合信彦の息子が、今活躍している学者の落合陽一である・・・











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