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新居浜駅の駅前周辺の区画整理が進んでいる。
そのお陰で古墳の存在を知った。
そこは以前からこんもりと緑に覆われた、気になる場所だった。
それが、開発計画の地図を見て、古墳だということが判った。
いつもそれを眺めながら通り過ぎるだけなので、この日は
そこへ足を踏み入れてみることにした。
木立に覆われた空間はなにやら涼しげな風が流れる。
極端に例えれば、まるで異空間に迷い込んだ感じがする。
一体いつ頃作られたものなのだろう。
この辺りの昔はどうだったのだろう。
1千年後のここはどう変わっているだろう。
人生五十年 下天のうちに比ぶれば
夢幻(ゆめまぼろし)のごとくなり
ひとたびこの世に生を受け
滅せぬもののあるべきか
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