雨の合間

７月に入ってから雨の日が多い。

１年を通して２番目に売上の多い月でなければならないのに、
このままでは心許ない。

新聞折込を見合わせている分、せめて手配りを頑張らねばと、
昨晩は店を閉めてから２時間ほどマンションばかりを回った。
かためて投函出来るので、１千枚を配布出来た。

私は夜に普通の家庭にポスティングする気はさらさらない。
不審者に間違えられても仕方のない所行だと思う。
傍迷惑というものだ。

ただ、マンションのそれならば明るいし（暗いところもあるが）、
犬が吠えるわけでもないからなんとか夜でも実行出来る。

今日は朝から大雨。
昼過ぎに一旦あがる。

こういう時期は少しの晴れ間でも無駄に出来ない。
数日ぶりにチラシ配りに出る。

前回は市の東の端まで詰め切ったので、今日は、そこから北西に
進路をとる。

そんなわけで、黒島が今日の配布エリア。
黒島の奥に入ると、山際のような地勢になる。
民家も途切れたその少しの間は別世界である。

今日も数種の鳥の鳴き声が透明感を持って響き渡る。
鶯も数匹鳴いているようだ。

どうだろう。

人として毎日を過ごすにあたり、車の騒音に紛れるのと、自然の音、
例えば、鳥のさえずり、潮騒、渓流のせせらぎ等に囲まれるのとでは
過ぎゆく時の密度に差が出来るのではないだろうか。

出来ることならいずれは後者の方に我が身を置きたい。

その為にも「今」を頑張るしかないわけだが・・・