宝島のチュー太郎

酒屋なのだが、迷バーテンダーでもある、
燗酒大好きオヤジの妄想的随想録

宮島弥山と韓国ミセン-未生

2018-08-26 12:39:05 | TVのこと
 神の島、宮島には弥山(みせん)という山がある。
頂上に立てば、瀬戸内海がぐるりと一望できる素晴らしい山だ。

1200年以上火を燃やし続けているお堂もあって、一歩踏み入れば、まるで燻製小屋のような燻された臭いに圧倒される。
それと同時に、厳かな心持にさせられるから、やはり何かあるのだろう。


宮島弥山 消えずの火




また、以前読んだ海軍の軍人(宇垣纏だったか?)の伝記で知った海軍兵学校の訓練の中にも弥山は登場する。


以下引用

弥山登山

海軍兵学校の生徒は毎年秋、宮島の弥山(海抜530m)へ分隊対抗の登山競技を行った。
朝方ランチに分乗した生徒は江田島を出発して宮島大桟橋に上陸し、短剣を着けた一種軍装又は事業服姿に脚絆、糧嚢、水筒姿で、登山口の紅葉谷公園に整列し号砲を合図に5分間隔
でスタート、山頂到達までの所要時間で順位を決めた。


以上引用



 そんな関係からか、妙に記憶に残っている山が弥山なのである。
紅葉谷公園からロープウェイが出ているので、気楽に観光できるようにはなっているが、それでは有難味が無い。

次は是非、自分の足で登りたいと考えている。

また、弥山と書いて「みせん」とは、普通読めない。
なので、この響きも脳裏に残っていた。





 それが先日の定休日のこと、自室で「映画でも」と、プライムビデオを物色していると出てきたのが、ミセン-未生というドラマだ。

レビューも高評価。
韓国ものはあまり観ない質(たち)だが、取り敢えず観始めた。
確か、第一シーズンで20話ある。

これが、なかなかいいんである。

幼い頃から棋士を目指していたチャン・グレ(イム・シワン)は、父の他界を機にその道をあきらめ、大学にも行けず、26歳になってもバイトにあけくれていた。
しかし母の伝手で、大手総合商社にインターンとして入社。
満足に会社員経験も学歴もないグレはコピーの取り方すらわからず、遅れをとっていたが、同期とチームを組んでのプレゼン発表で合格点を獲得。
なんとか2年間の契約社員として入社し、営業3課に配属される。



一流商社の中の群像劇と言えばいいか。
エリートとそうでない人、そしてそれを目指す若者たちが仕事を通して、様々な摩擦を起こす。
そこには、軋轢もあれば共感も生まれる。


 それらは、観る者を勇気づける。
ホロっとしたり、クスっと笑ったり。

しかし、韓国の躍進は目覚ましい。
20年くらい前に一度訪れる機会があったが、その時はまだ発展途上だった。
店もどこか垢抜けない感じがしたものだった。


それが今や、我が国と大差ないではないか。


 色んな意味でベンキョーになる。


オススメです・・・












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