食欲の不思議

　夕食一食主義生活を始めて何年？
そいつはもう定かでないが、その一食は忖度しないで思い切り食う。
それが昨今の私の食生活。
でも最近、「とは言え、ちと食い過ぎてないか？オマエ」という思いが湧いてきた。

それと、食材を無駄にしたくないという思いから、色々作って、無理目に食うというパターン。
というのも、これまで買い物になるたけ負担を掛けたくないから、それを大体週一のペースで回してきたが、どうもそれがイカン様に思う。
要するに「買い溜めようとするから買い過ぎる」んである。
そして、「買う」のに「食わない」から「溜まる」んである。
「これはイカン」と、買う回数を増やしてもいいから一回の量を減らすことにした。

　「よし、兎に角今有る食材をまず食い尽くそう」
それからちゃんとローテーションしてゆく。
勿論、それには災害時の備蓄用も含まれる。
そう、完全に食い尽くそうと思っている訳ではないということだ。
要は先入先出（業界用語）をベースとした管理体制（そんな仰山なものか）を目指すということ。



　あ、けふ言いたいのはそういうことではなく、そんなこんなで、昨晩は軽いメニューにしたということだった。
厳密には「昨日そうした」のではなく、一昨日作ったミネストローネの残りに、乾麺のままのフィットチーネをぶち込んだもの。







　要するに、ハンセーを込めた食餌にしたのである。
したらその夜中、猛烈に腹が減ってきた。

ここが正念場。
ここで曲げたら、軽くした意味がない。

それと、それは「気のせい」であることも、過去の経験から承知している。
即ち、そのまま寝ちまえば、翌朝はど～ともないんである。

逆に、食っちまった場合の胃のもたれ具合と、激しい後悔も、何度経験したことか。


　結果
ハイ、辛抱しましたがな。

でもって、想像通り、正午前の現在、まったく空腹感はない。


　一体あの飢餓感はなんなんでしょうね。
想像するに、それは身体ではなく精神が偶像を作り上げてるんでしょうな。


　孤独という感覚もそれに似ている。
コロナ騒ぎで閉じ込められ感の強い昨今、新聞記事には強い閉塞感に喘ぐ人が増えているとあるが、なんでその程度で

獣はみんな一匹でひっそり死んでゆくのに、人は何故それができない


　それらみ～んな、精神だと思うのでありんす。
群れるな、孤独を愉しめ、そして孤高であれ。
これが私の人生における目標であり、覚悟でありんす。


　ホレまた、天邪鬼で偏屈な内面を吐露しただけだぜ、オマエ・・・

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