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宝島のチュー太郎

酒屋なのだが、迷バーテンダーでもある、
燗酒大好きオヤジの妄想的随想録

太鼓祭 最終日 その2

2006-10-19 18:34:01 | 徒然
この日は快晴だった。
そしてその日光は燦々と店頭に降り注がれた。






十全に冷やされていた缶ビールが気づくとやや温くなっている。
そうか日差しのせいだ。
そりゃそうだ。
手拭き用に構えていた濡れタオルがもう乾いてしまっている。
急遽ダンボールの覆いをして対処することに。

しかし、冷蔵庫のメーカー名と中の商品のメーカーが全然別物というのもなんだかなあ




フランクフルト、生ビール共売り終えて、後は缶ビールかカップ酒だけになり、高松から駆けつけてくれた妹もいることだし、そろそろ太鼓好きのおっちゃんの虫がウズウズし始めたので、デジカメを持って飛び出す。
まだ病気は治らないなあ。





割と最近出来た太鼓台。
私はなんとなく気に入っている。
重のボリューム感と、布団締めの存在感がいい。







この差し上げた瞬間がなんとも言えない。
自の太鼓台が出来た年の宮入では、太鼓台が手から20cmくらい浮いた。
始めての経験だった。
3トン近い太鼓台が人の力で空中に浮遊するのである。
気がそうさせるのだ。
それは何度も宙に舞った。
あの心地よさはそうそう味わえるものではない。







このとき太鼓台の車輪ははずされている。
地面に落とすのは恥ずかしいことだ。
さりとて、落としさえしなければいいのかと言うと、そうではない。
差し上げて、その長さを競いつつ、房が揺れることで、荒ぶる魂を誇示する。
そのほとばしる気に観客は魅了される。






目立つ指揮者ばかりに目が行きがちだが、実はこのかき夫たちの一所懸命さが肝なのだ。
私は最近太鼓台全体を見ながら、その足下を見て楽しむ。






この日、この太鼓台の気合いは凄かった。
何度か太鼓台が宙に舞った。
思わずデジカメを再び取り出したほどだ。
(実は自分の中で決められた被写体があって、この日、この太鼓台はその中にはなかったのだが、あにはからんや、見事。)







風情がいい。
ここの太鼓台は別格だ。
背景といい、人の雰囲気といい、餓鬼の頃夢中で追いかけた太鼓台の姿がそこにある。







太鼓台に差す夕日が、そろそろ祭の終焉を告げている。
昔ほどの感慨は流石にもうないが、どこか寂しい気持ちになるのは、今も変わらない。


昔は振り袖姿のおねいさんがそこここにいたのだが、今年は皆無。
やたらミニなスカートだったり、ホッテントット族かと思わせるGパンだったり、味気ない時代になったもんだ。

それと、うさぎの顔をした風船も見掛けなくなった。
昔は必ずそれをうっかり手放してしまう子供がいて、太鼓台を後目に、空の高みにゆっくりと上ってゆく風船を、今ので何個目とか数えて遊んだっけ(笑)


時代は変われど、郷土の自慢たる太鼓台よ永遠なれ・・・







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