宝島のチュー太郎

酒屋なのだが、迷バーテンダーでもある、
燗酒大好きオヤジの妄想的随想録

或る居酒屋で

2005-09-28 11:08:43 | 酒のこと

にんにくの丸揚げというメニューがあったので注文してみた。

「ホーっ、こんなやり方があるんだ。」

にんにくの株の上下を切り取っただけのものを丸揚げしている。
美味い。
それに、天敵の臭い、翌日、しなかった・・・・と思う。

簡単、美味、無臭と三拍子揃っている。

皮が焦げてないということは、低温でじっくり揚げるのだろう。
今度やってみよ!



美味そうだったので記念撮影(笑)
実際に美味かった。



東予市の成龍酒造の代表銘柄「御代栄」
酒天倶楽部の一銘柄をお願いしているお蔵元である。

10年ほど前からのおつきあいである。
正直に告白すると、熱心さやマーケティング上手なのは
認めるが酒質はやや重いタイプで、燗にはあまり向かな
いものが多いように、当時は感じていた。

だが、ここのところ若い杜氏さんになってから徐々に良いも
のが出来はじめたように、私の認識が変わりつつあるところ
でもあった。

でもって、これ。
特に酒質表示はない。
原材料名で判断するならば、本醸造タイプの普通酒である。

これなら文句ない。

これまで求め過ぎていたのだろうか?
それとも良くなってきたのだろうか?
はたまた私の舌の官能の出来だろうか?

今後も要注目のお蔵元ではある。


そしてこれがくだんの酒。
成龍酒造さんの、



酒天倶楽部
特別限定醸造(無濾過)
歓喜 1.8L瓶  1869円(税込)

厳密には普通酒だが、最近の技術向上の上に、無濾過という
冒険?のお陰で、吟醸香を思わせる香りが若干立ち上がる。
UVカットの透明フィルムで覆うところも細心で前向きな姿勢
の現れといえよう。

「歓喜」というネーミングは、別子銅山の歓喜坑から
いただいた。

それと、お祝いごとの贈り物としてうってつけという意識も
含まれる。

最近少しずつリピートが増えてきている。

判る人には判るんだよなあ・・・




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 私の本棚 | トップ | 壁の穴 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

酒のこと」カテゴリの最新記事