
瓶を収集しているアメリカの人が、この瓶をピケちゃんの所に持ってきたそうです。
テニアン島の東海岸にある「潮吹き海岸」近くで発見したのだそうですが、何を入れていた瓶か知りたいと聞かれたようです。
ピケちゃんは判らないのでEmiiに聞きました。
瓶には発賣本舗 木下回春堂と書かれていました。
Emiiは「回春堂」と書かれているのだから、精力剤ではと考えていました。
しかし、瓶の反対側には「専賣特許 フマキラー」と書かれています。
精力剤とフマキラー??
判らん判らんと白爺の所に聞きに来ました。
白爺も、回春とフマキラーは?? 即断できませんでした。
早速テニアン島に持参しているパソコンで「大下回春堂」を検索してみました。
流石コンピューターです。次のことが判りました。
1890年(明治23年)広島県廿日市市で大下大蔵氏が薬種商「大下回春堂」を創立
1920年(大正9年)殺虫剤「強力フマキラー」を開発
昭和37年社名を「フマキラー(株)」に変更
現在は日本の殺虫剤メーカーとして「大日本除虫菊(金鳥)」「アース製薬」と共に三大殺虫剤メーカーとなっている。
ナルホド!
この瓶は殺虫剤が入っていたもので、玉砕前に使用していたものだから、昭和19年以前にテニアン島に住んでいた人が使用していたものだと伝えました。
白爺は、玉砕前に住んでいたが、「金鳥」は蚊取り線香として知っていましたが、フマキラーというハイカラな名前は、子供だからか覚えていません。
それにしても、
コーラ瓶位の大きさがあるこの瓶は、家庭で日用品として使用するには不便。
噴霧して使用するには噴霧器を添付し難い。
軍需品としてテニアン守備隊が持参したことも考えられるが・・。
白爺は疑問を抱いています。
フマキラー会社の方は、この頃の瓶を見ることは少ないでしょうが、白爺の疑問を解いてください。
必要なら写真送りましょう。
瓶にストロー状の霧吹き器を付け、息を吹き込んで散布するのだそうです。シャボン玉を作るような感じ?なのでしょうか??こちらに少しだけ載っていました。是非ご覧下さい。http://www.fumakilla.co.jp/company/dna/dna_1920.html
よくわかりました。
しかし、シャボン玉のようにして噴霧していて、間違って飲み込んだら大変ですねー。
今なら所謂市民グループが大騒ぎするでしょう。
白爺が住んでいたテニアンの家には、蚤もシラミもいないので、蠅は蠅取り紙 蚊は蚊帳と蚊取り線香で防いでいたからシャボン玉をやった覚えがありませんねー。
航空艦隊司令部の兵隊さんが使用していたのでは?
でも、害虫よりグラマンの方が怖かったですよ。
毎日、楽しいことをされているようで、羨ましいというか、私も読ませていただき、楽しんでます。
EMMIさんも楽しそうですね。
私もいきたいな~。