防人の歌 (万葉集より)
万葉集/巻20-4322 作者/若倭部身麻呂(わかやまとべのみまろ)
我が妻(つま)は、いたく恋(こ)ひらし、飲(の)む水に
影(かげ)さへ見えて、よに忘(わす)られず
【意味】妻は私をよほど恋しく 思っているに違いない
飲む水にまで姿が映り まったく忘れる暇がない
「万葉の歌」に触れて、万葉時代にタイムスリップしてみませんか。
※写真は、Canvaのフリー写真素材を使用
防人・・・➡「 崎 さき 守 もり 」の意味
古代、筑紫(つくし)・壱岐・ 対馬 など北部九州の防備に当たった兵士。 663年の 白村江 はくそんこう の戦い以後制度化され、初め諸国の兵士の中から3年交代で選ばれ、のちには東国出身者に限られるようになった。
防人歌(さきもりのうた)とは、九州沿岸の守りについた防人の詠んだ歌。 また、その家族などが哀別の情を詠んだものをもいう。 万葉集の巻14・巻20にあります。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます