私がパーソナリティを務めるラジオ、NACK5「ビューティフル・フライデイ・ハナキン」では、3時間の間にいろいろなコーナーがあります。 その中に、その日の一般新聞から気になったものをピックアップするコーナー、スポーツ紙から記事をご紹介するコーナー、そしてその週に発売された女性雑誌から気になった記事をご紹介するコーナーがあるのですが、どの記事をピックアップするのかは、基本的には私にまかされていて、昨日はその3つについて、共通して「どうなっちゃってるの????」というネタが揃ったので、ラジオをお聞きでなかった方々にもちょっとご紹介しますね。
まず、日刊スポーツからピックアップしたのは、こんな記事・・・ 今「復縁屋」なる商売が流行っているとか これはその名の通り、離婚しちゃったり別れちゃったりしたカップルを復縁させるもので、主に探偵会社やら調査会社が一部門として行っているのだそう・・・・・! 銀座にある調査会社では2005年には110件だった依頼数が今年はこれまでですでに750件と、約7倍に増えたとのことで、依頼者の70%が20代から40代の女性なんですって・・・・・!!つまり離婚率が増えている一方、「後になってよく考えたら、やっぱりあの人がよかったな・・」「もう一度あの人とやり直したいな・・・」と考える人も増えているということなのでしょう。 で、この復縁屋、何をするんだと思いきやこれがすごい工作員(この呼び名もすごいね)が、依頼人のターゲットの職場などにもぐりこみ、友人関係を築き、さらに親族にも取り入って「別れた相手と復縁しようという感情を芽生えさせる」んだそうヒエー!さすがプロというべきか・・・つまりターゲットと友人関係になって相談に乗ったりしながら、よきところで偶然を装って、依頼者と再会をさせたりしちゃうんじゃないでしょうか?それが何回か続くと、相手は「これって運命かも・・・?」みたいに思っちゃうじゃないのかな?さらにすごいのが、この会社の成功率 なんと復縁が72%そして復縁再婚が50%だとか~~~ ・・・ただし費用もそれなりにかかります・・・・・・・・諸経費込みで一ヶ月65万円からで、最低3ヶ月はかかるということですから約200万円はかかるってことですね・・・・ さぁ、この金額を高いと見るか安いと見るか・・・・・・??? 「これだけの金額をかけても二組に一組は復縁再婚できるのだから、やってみる価値あり」とするのか「こんな金額をかけてまで人に頼らずとも、復縁したいなら正直に相手にぶつかっていけばいい」と思うのか「いやいや、後々のことを考えたら、あの復縁は『運命の再開』だったと相手に思ってもらっていたほうがいいのでは?」とか「愛をお金で買うような行為だわ!!」と嘆くのか・・・・・・意見の分かれるところではないでしょうか・・・・?????
そして、一般紙からピックアップのコーナーでは読売新聞から 「あいさつ、出欠確認、ゴミの分別 大学の生活指導どこまで」という記事を取り上げました。 最近、勉強以前の社会常識や生活態度まで学生に指導する大学が出始めているんですって!記事によると「埼玉県狭山市の西武文理大では、朝、教員3~4人が校舎の入り口付近に立ち、登校する学生に、『おはよう。ちゃんと勉強してるか』などと声をかけている。」って・・・・・! えーーーっホントに大学なのぉぉぉ???小学校かよっ と、突っ込みを入れつつ読み進めていくと「キャンパス内の各所には『あいさつで日本一』『服装・身だしなみで日本一』と標語が掲げられている。」んだとか・・・・・・ さらに、全学年で必修の授業に、「社会人としてのマナーを身につけてもらう」という目的のものがあり、スーツ姿の学生が「おはようございます」「ありがとうございます」と大きな声で言いながら、教壇の講師にお辞儀を繰り返すんですって!!・・・・・・何度も言いますがこの授業、必修なんですよ必修・・・・・もう小学校どころか幼稚園みたい・・・・・ でも 就職委員長の小山周三教授によると 「服装も乱れ、あいさつも出来ない新入生もいる。社会で活躍できる下地を作るには、ここまでやる必要がある」とのこと・・・・・やれやれ・・・・・・ そのほか記事では 新入生が学生食堂で教職員や先輩学生と食事をする朝食会を開き、1時限目からきちんと授業に出る習慣をつけさせる鳥取大やら、 学生の出欠状況をパソコンで一元管理しているのは八戸工業大、スタッフが、学内を巡回しては、講義中にイヤホンで音楽を聴いていたり、携帯電話をいじったりしている学生を注意するノースアジア大(秋田市)などの取り組みを紹介しています。 さらに、金沢大では昨年から、やはり必修授業で、ノートの取り方、ゴミの分別の仕方、交通標識の見方などを教えているのだそう!!! 授業だよ!授業!! 授業で「ゴミの分別の仕方」だよ!! 高い授業料払って、わざわざ大学行って、授業が「ゴミの分別の仕方」って、これってどうなのよぉ~~???? ・・・・・・・と、なんだか熱くなっちゃいましたが、当の学生たちはというと、「意外にも口うるさく指導されることを学生もいやがらない。指導を強化する大学はさらに増えるだろう」と専門家は予想している、と記事は締めくくられています・・・・・・・。 ・・・・・・・そうなんだ・・・・学生は嫌がってないんだ・・・・・・・・・ でもでも授業料払っている親としてはどうでしょう?? 親「大学で何勉強してるの?」 息子・娘「うん、挨拶の仕方や、ゴミの分別のしかただよ」 って、言われちゃったらどうなんでしょう??? それとも、そもそも親が教えることを教えてないからこうなったちゃったということなんでしょうか??? この記事を読んで、いろいろ考えてしまったのですが、私が一番気になったのは・・・・ 私は極力使わないようにしようと思っている言葉に「最近の若い者は・・・・」という言葉があります。 実はこの言葉、エジプトの古代遺跡の壁画の中にもこのような記述があるといわれるくらい、いつの時代の人も自分達よりより若い世代の人たちのほうが、ふがいなく思われるということの表れなのでしょう・・・実際、私の仕事現場でも、挨拶ができなかったり、遅刻が多かったり、敬語が使えなかったりするする新人はいつの時代にもいたような気がします。 ただ最近の傾向として、以前から私が気になっているのは、無表情の人が多いということなんです。あまり感情が表情に表れない、そもそもあまり感情の起伏が激しくないんでしょうか?・・・・例えば、こちらがちょっと注意したとしても「はい」と返事はするのですが、ボーッとしていて、「本当にその通りだ」と思っているのか「うるせいな」と思っているのか、まったくわからない。また、その言われたことが納得できなかったとしても、言い返したり聞き返すことなく黙り込んでしまう人が多いような気がするのです。意思表示をあまりしないんですね・・・だから、この記事の「口うるさく指導されることを学生もいやがらない。」というのが本当にいやがってないんだか、心の中では嫌がっていても無表情で授業をやりすごしているんだか、これらの授業があることに何も感じていないんだか、そのところが私が一番気になったのですが、皆さんはどう思われるでしょうか・・・・・??
最後に女性雑誌から取り上げたのは、女性セブンから「御見合い新時代」の特集・・・ 結婚相談所などが手がける、複数の男女が集団でお見合いするお見合いパーティーは、もうめずらしくなくなりましたが、 最近多くなっているのが「親の代理見合い」パーティー! 出席するのは本人ではなく、その親たちがそれぞれの息子・娘の履歴書と写真を握り締めてパーティーに望み、そして親同士が気に入れば、その後改めてお互いの息子・娘を会わせて、お見合いをするんですって・・・・・・ 昨今、男女とも晩婚化が急速に進み、結婚していない30代40代の男女が増えていますよね。私のまわりにも大勢います。しかも最近の特徴として、彼ら彼女らはあまりあせっているように見えません・・・・そりゃ中には、「本当は結婚したくてたまらない」という人もいるかもしれませんが、でも大半の人は「まぁ、いい人がいれば結婚するだろうけれど、いなけりゃこのままでもいいや」という感じなのではないでしょうか・・・? ところが、親の世代はそれが理解できないのだそう・・・「どうしてウチの息子、娘はいい年になっているのに結婚しないんだろう???」「30代後半40代になって結婚していないってことは一生しないんじゃないだろうか??」と心配でたまらなくなるというんですね。さらにひと時代前なら、会社の上司などが結婚相手を紹介したり、お見合いを世話してくれたりしていたのが、最近は「それはセクハラになる」ということで、そのようなこともなくなり、親戚付き合いやご近所付き合いもめっきり希薄になって、まわりにお節介な(?)お見合いおばさんもいなくなり、こうなったら親ががんばらなくては!!ということで、始まったのが、「親同士の代理見合いパーティー」なんだとか・・・・・ 当の息子・娘は自分の親がそんなパーティーに出席していることを知らないケースも多く、知って激怒する人もいるとのことですが、いざ当人同士の見合いとなれば、しぶしぶながら見合いしてみる人も結構いるのだとか・・・・・ ま、いくつになっても子供は子供、親としてはわが子の行く末が心配で心配でたまらないということなんでしょうかね・・・・・・・・また、こういうパーティーで親同士、同じ悩みを持つ人たちとお互い話すことで、気分がまぎれるといった効果もあるのかもしれません・・・・・。
ということで、同じ日にご紹介したこの3つの記事、これを並べてみて 「世の中にはいろいろな商売があるものだ」と思うのか 「これも時代の流れ」と思うのか 「世も末だ」となげくのか・・・・・・ それとも、どれか「実際に利用して」みるか 皆さんはいかがでしょうか・・・・?
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