食養生365日 食材の栄養や漢方・薬膳的な効能のお話

あなたのバランスをサポートするサロンConcordia~コンコルディアのsoraがお届けする薬膳・食養生のことなど

ひげ着々と増えてます

2017-07-06 | むくみを取る
とうもろこしが美味しい季節ですね(^ ^)

わが家では茹でて食べることが多いです。
鍋にたっぷりの水と食塩を入れ、火にかけます。

沸騰したら3~4分で火を止めてザルに上げ、あとは余熱で火を通します。
ジューシーで歯ごたえのある茹でもろこしは、短時間で出来るのでおススメです♪

あと、たまに食べたくなるのが焼きもろこし。
でも屋台のように炭火で香ばしく火を通すのはムリ…
これがですね、電子レンジと魚焼きグリルを使うとそれっぽく出来てしまうんです!

とうもろこしは表面に少ししっかりめに塩をすり込んでラップできっちり包み、500wで6分(片面3分ずつ、600wの場合は8割ぐらいの時間で)チンします。
ラップを外したら、魚焼きグリルで火が当たる位置を変えながら、焦げ目がつくまで焼きます。

熱いのでレンジから取り出す時、ラップを外す時はやけどに注意してください。
焼きもろこしといえば醤油ですが、焦げやすくなるのであえて塩を使っています。
なのでお好みで醤油を塗っていただいてももちろんOK

ところで、とうもろこしの皮をむく時ひげはどうされてますか?
捨ててしまう…という方がほとんどだと思いますが、これからはぜひ、とっておいてください!

とうもろこしのひげは、漢方・薬膳では「玉米鬚(ぎょくべいしゅ)」とか「南蛮毛」と呼ばれていて、体の余分な熱を冷ましたり、利尿の働きがあるんです♪

私は茶色くなった部分を取りのぞいて天日で1週間~10日干した後、フライパンを弱火にかけて軽く炒って焙煎し、お茶にして飲んでいます。

単品では少し青臭く感じるので、烏龍茶などとブレンドすると美味しくいただけます。

最近のお気に入りは、同じく利尿作用のあるはと麦茶とのブレンド(^ー^)
サロンにいらっしゃるお客様にもお出ししています。

とうもろこしを食べる度にひげが増えて行きます(笑)


直径25cmのお皿にこんもり(これでとうもろこし5本分)

タッパに入れて冷蔵庫で保存すれば半年ぐらいもちますから、とうもろこしの旬が終わった後も楽しむことができます。

とうもろこしについては過去の記事も参考になさってくださいね。

とうもろこしで体を軽やかに
今日のテーマは今がまさに旬の「とうもろこし」です。お米や小麦のように多くの国で主食になっているだけあり、炭水化物とタンパク質が主成分。胚芽(粒の根元の部分)に、ビタミンE・B1・B2......

それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



お申し込みは7/15まで受付中のワークショップ

『はじめての薬膳・食養生』 7/22(土)14:00~16:30
薬膳に興味はあるけど何から始めればいいのかわからない…というあなたに。
陰陽五行と食べ物のつながりなど、薬膳・食養生の超キホンを学べます。
あなたの体質の傾向に合わせて何をどう食べるかを知る、きっかけになさってください。
受講料:3,500yen(テキスト代込み、薬膳茶・お菓子付き)


フォームメーラーの、スマホからも送信できる、SSL対応のメールフォームを使用しています。
SSL標準装備の無料メールフォーム作成・管理ツール | フォームメーラー



個人セッションは随時ご予約承ります(バースデイ割あります)

オーラソーマ コンサルテーション 60分
115本の美しいボトルから直感で4本を選び、あなたの「人生の使命や目的」「持って生まれた才能や過去」「いま現在の状態」「近い未来に引き寄せているエネルギー」をみていきます。
ボトルを通して様々なメッセージや気づきが訪れる、魂のカラーセラピーです。
色に癒されたい方、今の状況に変化を起こしたい方に。
料金:8,000yen(薬膳茶・お菓子付き)



オーラソーマコンサルテーション+食養生パーソナルセッション 120分
オーラソーマと食養生を組み合わせたメニューです。
食養生パーソナルセッションでは、薬膳の知恵をベースにした体質チェックをもとに、あなたに合った食養生をアドバイス。
体と心、両方のことにを一度にトータルで見てみたいという方に。
料金:13,000yen(薬膳茶・お菓子付き、テキスト・材料費込み)




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個人セッションバースデイ割
お誕生日の前後15日以内の個人セッションが20%OFFになります。
ご予約フォームのメッセージ欄に「バースデイ割希望」とご記入ください。
ご予約時に生年月日を必ずお知らせください。また、セッション当日にお誕生日が分かる免許証などをご持参いただきます。
月をまたいでも誕生日から15日以内です。過ぎてしまうと対象外になりますのでご了承ください。



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漢方・薬膳との出逢い

むくみが気になったら小豆

2016-09-24 | むくみを取る
お彼岸といえばやっぱりおはぎ(ぼたもち)ですね(๑´ڡ`๑)


ということで、今回はおはぎに入っている「小豆」についてです。

食物繊維が豊富で、疲労回復や滋養強壮に効果的なビタミンB1も多く含まれています。
皮にはサポニンというアクの成分が含まれていて、抗酸化作用が期待できるそうです。

漢方では利尿作用によりむくみを改善したり、解毒や分解の働きがあるとされています。
水の代謝が落ちてむくんだ時や、かゆみを伴う腫れ物、吹き出物ができた時などに摂り入れてみてください。

また、赤い食べ物は五臓の「心(しん)」を補うので、夏に疲れやすい「心」をケアするのにも良いとされています。
薬膳では夏バテの予防にも小豆を使ったりします。

ただ、甘いものの摂り過ぎはかえって脾胃を傷めることになり、甘味の強い餡子のお菓子を1日に何個も食べるというのは、あまりおススメできません。
脾が不調になると水分代謝も悪くなるので、結局むくみやすくなっちゃうんですね。
ほどほどって難しい…

おはぎは、この小豆ともち米の組み合わせ。
もち米は五臓の「脾(ひ)」の調子を整え、体力・気力をアップさせる食材です。

ちなみに、写真奥にひっそり写っていたきな粉のおはぎですが
きな粉は大豆からできていて小豆と同様むくみを取る働きがあり、よりむくみを改善してくれそうな気がします♪

もち米についてはまた別の機会に書きますね。

それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



【薬膳的分析】
性味/帰経
平、甘・酸/心・小腸・脾

効能
利尿作用によりむくみを改善する
解毒・分解



9~10月のワークショップとコース
詳しくは【2016年10月までのスケジュール】をご覧ください。

ワークショップ『はじめての薬膳・食養生』
9/19(月祝)14:00~16:30
受講料3,500yen(テキスト代込み、薬膳茶・お菓子付き)
終了しましたが、再開催しますのでご希望の方はご連絡ください。

ワークショップ『秋のうるおい薬膳』
10/10(月祝) 11:00~15:00
受講料5,000yen(テキスト代・材料費込み、薬膳茶・お菓子付き)

ワークショップのお申し込みはこちら



『東洋医学と薬膳の基本が身につくコース』全4回
9月スタート・木曜コース 開講中
 9/22、9/29、10/6、10/13 11:00~16:00
受講料30,000yen(テキスト代・材料費込み、薬膳茶・お菓子付き)
次回スケジュールは調整中です。ご要望あればお知らせください。

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私のむくみ対策トップ3

2016-06-23 | むくみを取る
6月はむくみやすいですよね~。
食べ物はもちろんのこと、ストレッチしたり、ツボを押したり、むくみ解消靴下を履いたりと、あの手この手でむくみと戦ってます(~ ~;)

利尿作用によりむくみを取る働きのある食材は色々ありますが、あれこれ試した結果、「枝豆」「とうもろこし」「スイカ」が私のトップ3でした。

旬を迎えて出回り量が増えてきたものばかりです☆

この3つをお昼に食べた日は何度もトイレに。翌日はむくみスッキリで体が軽くなりました♪
3つ同時に食べたのも良かったのかもしれません。

薬膳では、同じ働きを持つ食材を一緒に食べて両方の効果を増加させることを「相須(そうす)」といいます。相乗効果を狙うということです。

本来はひとつの料理の中で食材を組み合わせるのですが、1回の食事の中で同時に食べてもいいと思います。
無理のないやり方で試してみてくださいね。

ちなみに、何度かこのブログでご紹介してますが、スイカは体を冷やす性質の食材です。
なので冷えが気になる方は食べる量を調節してください。
(スーパーでよく見かける、大玉スイカのカットを一人で食べるのはおススメできません)

枝豆ととうもろこしは平の性質なので、体を冷やすことを気にせず摂り入れていただけます。

以前の記事もどうぞ参考になさってください。

大豆よりスゴイ栄養価の枝豆
今日は「枝豆」についてお伝えします。枝豆は大豆が熟する前の未熟果です。大豆と同じ、タンパク質・炭水化物・脂質・ビタミンB1・B2・カルシウム・カリウムが豊...

とうもろこしで体を軽やかに
今日のテーマは今がまさに旬の「とうもろこし」です。お米や小麦のように多くの国で主食になっているだけあり、炭水化物とタンパク質が主成分。胚芽(粒の根元の部...

取り過ぎた水分も出してくれるスイカ
一時より落ち着きましたが、まだまだ暑い今日この頃。喉は乾くのに水分の取り過ぎでむくんでる気がする。そんな時に食べたくなる「スイカ(西瓜)」が今日のテーマ...

それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



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旬のむくみ解消コンビ

2015-07-07 | むくみを取る
湿度が高いからでしょうか?ここのところ化粧ノリがとってもいいです♪

お肌が潤うのはうれしいのですが…この時期、悩まされるのは“足のむくみ”。
梅雨の頃って他の季節より足のむくみがひどくなる気がしませんか?

梅雨の季節の気は「湿」です。

「湿」の気は、重たくて水の流れのように低いところに向かうので、下半身のむくみが起こりやすくなります。
体の中の気の流れが鈍くなるので、お腹が張る・食欲不振などを感じる人も。
冷えに繋がる場合もあります。

そんな足がむくみやすいあなたに、ぜひ食べていただきたいのが、旬の「枝豆」と「とうもろこし」!

いずれも脾(消化機能や水の運搬・吸収などをつかさどっています)の調子を整えて、むくみを解消する働きを持つ食べものです。

利尿効果でむくみを取る働きのある食材は色々あるのですが、よく知られている

スイカきゅうりはと麦もやし(緑豆)

これらは体を冷やす性質の食材なんです。
なので、冷えると余計にむくみやすくなる方には不向き。

枝豆」と「とうもろこし」は体を冷やす/温めるのどちらでもないの性質なので、冷えを気にせずに摂り入れていただける、というわけです。
さすが旬の食材

ちなみに豆類はの性質のものばかりで、いずれもむくみを取る働きがあります。

「枝豆」と「とうもろこし」については、以前の記事もどうぞ参考になさってください。

大豆よりスゴイ栄養価の枝豆
今日は「枝豆」についてお伝えします。枝豆は大豆が熟する前の未熟果です。大豆と同じ、タンパク質・炭水化物・脂質・ビタミンB1・B2・カルシウム・カリウムが豊富に含まれ、さらに大...

とうもろこしで体を軽やかに
今日のテーマは今がまさに旬の「とうもろこし」です。お米や小麦のように多くの国で主食になっているだけあり、炭水化物とタンパク質が主成分。胚芽(粒の根元の部分)に、ビタミンE・B...

それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



今申し込める8月~9月のワークショップ&コース
『夏の冷えをいたわる薬膳・食養生』ワークショップ
 8/23(日) or 27(木) 10:30~14:30

『東洋医学と薬膳の基本が身につくコース』(全4回)
 日曜コース9/6、13、20、27 木曜コース9/3、10、17、24 いずれも10:30~15:30

詳しくはこちらをご覧ください。



Concordia~コンコルディア Webサイト公開記念
Webサイトの公開を記念して、コース、ワークショップにご参加いただいた方に、個人セッションが1,000yenオフになるチケットをプレゼントします☆
(9月末までにお申込みいただいたコースとワークショップが対象です。)



サロンオープン記念も実施中
オーラソーマコンサルテーションをお申し込みくださった先着30名の方に、新メニューを通常料金の20%オフで提供させていただきます。
詳しくはConcordia~コンコルディアのWebサイトをご覧ください。



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胃腸を元気にする旬の味

2014-04-17 | むくみを取る
そらまめ(空豆・蚕豆)」、最近よく見かけるようになりました(^ ^)
ちょうど4月~6月が美味しい時期です。初夏の味覚のイメージですね♪


サヤから出したて。ワタがちょこっとくっついてるのはご愛嬌w

タンパク質、糖質、ビタミンB1・B2・Cのほか、カリウム、鉄、銅などのミネラル類が多く含まれています。
また皮には食物繊維が多く含まれているので、ちょっと口に残りますが皮ごと食べると食物繊維も摂ることができます。

漢方では消化機能を整え余分な湿を取る、胃腸を丈夫にする働きがあるとされています。
豆類は全般的に利尿の働きを持っています。

むくみがある・尿が出にくいと感じる時や、食欲がない・疲れている時に食べてみてください。
胃腸を調子を整えたい時に、摂り入れたい食材です。

茹でる時は、たっぷりのお湯に塩とお酒を入れて2分ほど茹でてザルに上げます。
お酒って意外な感じがしますが、そらまめの青臭さを和らげてくれるんです(^ー^)

焼き蚕豆も美味しいですよ!
グリルやオーブントースターで焼いてもいいですが、フライパンでも作れちゃいます☆


このまま軽く洗って、フライパンで蒸し焼きにします。

作り方
(1)そらまめはさやごと軽く洗ってフライパンに重ならないように並べる。
(2)水を大さじ2杯程度入れて、蓋をして中弱火で5分ほど蒸す。
(3)蓋を取り、表面に焦げ色が付くまで両面焼く。

以前ご紹介した焼き枝豆の要領です。
豆本来の味をたっぷり味わい尽くせますよ☆塩が要らないです。

おつまみにもピッタリ。これがあると、ついビールが飲みたくなってしまいます(^-^;)
…え?せっかくそらまめを食べているのに意味がないって?そんなことはありません!むくみにくくなりますよ、きっと(飲み過ぎなければ)。

ちなみに、サヤから出して空気に触れると、鮮度がどんどん落ちて固くなっていきます。
茹でる時は直前にサヤから出すようにしましょう。
できれば買ってきたその日のうちに、調理して食べてくださいね。

それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



【薬膳的分析】
性味/帰経
平、甘/脾・胃

効能
消化機能を整え余分な湿を取る
胃腸を丈夫する



5月のワークショップご参加受付中
5/6(月・振休)『0ゼロからはじめる食養生~体と食べ物の陰陽~』
5/12(月) 『疲労と倦怠感の食養生』
5/29(木) or 31(土)『むくみにサヨナラ!梅雨に備える薬膳』
詳しくはこちらをご覧ください

夜のワークショップ@カフェも受付中
5/9(金)『ストレスの食養生講座』

おうち薬膳ワークショップsoraからごあいさつ
出張ワークショップも承ります

冬に溜まったものを出す

2014-03-07 | むくみを取る
昨日は二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」でした。
啓は「ひらく」、蟄は「土の中で冬ごもりしている虫」という意味。
冬眠をしていた虫が目覚めて穴から出てくる頃ということだそうです。

体感ではまだ冬ですが、歩いていて花のつぼみを見つけたりすると、春を感じずにはいられません♪
昨日はあと少しで花開くジンチョウゲが☆茜色のつぼみに元気をもらいました(^ ^)

立春から自然界の陰の気は少しずつ弱くなり、次第に陽の気が強くなって行きます。(これを「陰消陽長」といいます)
そしてこのあと立春を境に、陽の気が陰の気を上回って行きます。いよいよ春の本格的な到来!というわけです。

冬眠状態だった生き物が発育・成長を始める今は、冬の間に溜まった毒素を、解毒作用の強い春野菜や山菜を食べて外に出すのがおススメ。

春野菜や山菜には、苦みや香りの強いものが多いですよね。
苦い食べものには解毒作用があり、独特の香りが冬の冬眠状態の体を目覚めさせてくれます。

また、冬の寒さに耐えながら土の中で蓄えていた栄養を、春の訪れと共に放出する、強いパワーを持っています。

冬の間に溜まった毒素をデトックス☆
ということで今日は、そんな春野菜のひとつ、「独活(うど)」がテーマです。


漢方では、関節や筋肉に溜まった湿を取り除いて痛みを抑える、肝と腎を補う、筋肉や骨を強くするなどの働きがあるとされています。

春のお目覚め食材としてはもちろんのこと、頭が重くて痛い感じ、むくみ、足腰がだるくて痛む・冷える、肩こり、関節痛、痺れなどがある時にも、食べてみてください。
体を温める温の性質なので、冷えが気になる今の時期にも安心です。

皮をむいて4cmほどの長さに薄切りにし、酢水に5分ほどつけてアクをぬき、そのまま酢味噌和えに。
サッとゆでて胡麻ドレッシングと白すりごまをかけたサラダも、簡単にできて美味しいですよ~(^ー^)
むいた皮はきんぴらにして使い切りましょう!

葉先はみそ汁やお吸い物に。てんぷらも美味しいですが、揚げ物は面倒なので(^ ^;)、私は皮と一緒にきんぴらに入れちゃったりします。

保存は光を当てないように新聞紙に包み、冷蔵庫の野菜室へ。光に当てると変色して硬くなります。

ちなみに栄養学的にみるとほとんどが水分で、カリウムが豊富。
抗酸化作用をもつクロロゲン酸という成分が、わずかに含まれています。

それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



【薬膳的分析】
性味/帰経
温、辛・苦/肝・腎・膀胱

効能
関節や筋肉に溜まった湿を取り除いて痛みを抑える
肝と腎を補う、筋肉や骨を強くする



受付中の3月ワークショップ
3/21(金・祝)『0ゼロからはじめる食養生~体と食べ物の陰陽~』
3/27(木)『更年期の食養生講座~エイジングと腎のお話 Part2~』
3/29(土) or 31(月)『肝をいたわってストレスを乗りこなす』
詳しくはこちらをご覧ください

おうち薬膳ワークショップsoraからごあいさつ
出張ワークショップも承ります

女性の悩みと老化防止の強い味方・黒豆

2013-10-09 | むくみを取る
暦の上では昨日10/8は「寒露」。露が冷たく感じるという意味ですが、実際は台風の影響で日中蒸し暑かったですね…(~ ~;)
ついつい水分をたくさん摂ってしまったのでむくみを取りたい!

そんな時に大活躍&ほかにも色々な働きがある素敵な食材「黒豆」が今日のテーマです。

漢方では、利尿作用があり関節にたまった水分を排出する、血を増やす、血流をよくする働きがあるとされています。
むくみや関節痛、月経不順、貧血などに用いられます。

また、黒い食べ物は体の成長・発育・生殖を司る腎の働きを高め、ホルモンバランスを整えるといわれているので、精がつき、老化防止に役立ちます。腰痛にもいいです。

黒豆にはポリフェノールの一種、アントシアニンがたっぷり含まれています。
アントシアニンは、抗酸化作用が強く、目の疲れを改善し、血圧上昇を抑える、肌荒れを予防するなどの効果が期待できます。

そんな黒豆で簡単にできる炊き込みごはんを作ってみました。

簡単おうち薬膳レシピ
黒豆ごはん
疲労を回復しむくみを取ります。月経不順や生理痛、腰痛にも。


作り方
(1)米2合をとぎ、やわらかめの水加減で炊飯器にセットする(後で豆が入るため)
(2)黒豆50gは洗わずに乾煎りにする。中火以下でフライパンをゆすりながら乾煎り。


少し経つと皮に裂け目が入り始める

(3)下の写真ぐらいに全部の皮に裂け目が入って香ばしい匂いがしたら、火から下して炊飯器の米の上に黒豆を乗せる。


プチプチと音がして全部の皮に裂け目が入ってくる

(4)種を取った梅干し1個を入れ、30分置いてから炊飯器で炊く。
(5)炊き上がったら梅干しをほぐしながら全体をさっくり混ぜてできあがり。

黒豆は、一緒に酸のものを使うときれいな色が出ます。今回は梅干しを入れましたが、お酢小さじ1でも代用できます。

いくら黒豆がいいと分かっていても、あの食感が苦手な方は結構いらっしゃると思います。
そんな人には「黒豆茶」をおススメします。ドラッグストアやスーパーで売っています。
お湯を注ぐだけなので超簡単!香ばしくて美味しいですよ(^_-)

明日はいよいよ八幡山のcafe CAPRICEで「はじめての薬膳」教室の開催です☆
自分で言うのもなんですがなかなかいいテキストができました(^ ^)
お申し込みくださったみなさん、楽しみにしていてください♪

まだ若干空きがあるそうなので、今からでもお申込みいただけますよ!
それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



【薬膳的分析】
性味/帰経
平、甘/脾・腎

効能
利尿作用、間接にたまった水分を排出する
陰液を滋養し血を増やす
血流をよくして血の固まりを取り除く



10/10(木)八幡山のcafe CAPRICEにて「はじめての薬膳」教室
10月のワークショップも受付中
秋のスープ薬膳
あなたが捨てるもの・補うもの
ストレスと上手につきあう食養生
詳しくはこちらをご覧ください

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はと麦でむくみにサヨナラ&美肌

2013-09-06 | むくみを取る
昨日とおとといの雨、かなり降りましたね(・・)
天候のせいか何となく体が重く感じます。足も少しむくんだかな…

今日はそんなむくみを利尿作用でスッキリさせる「はと麦」がテーマです。
タンパク質、ビタミンB1、カルシウム、鉄を多く含む栄養価の高い食べ物です。

漢方ではヨクイニンと呼ばれていて、利尿作用で体内の余分な水分を出す、弱っている脾の働きを正常にして肺の栄養を補う、熱を冷まし体に害を与える停留物質を排除する、などの働きがあるとされています。
むくみ、下痢、食欲減少、痰のからんだ咳、黄色い痰、イボの治療、胃腸炎などに用います。

その働きを考えると妊娠中の方にはおすすめできません。
また、体を冷やす性質が比較的強いので、むくみの原因が冷えにある人にも向きません。
冷えむくみの時に食べる物は、こちらを参考になさってください。

「はと麦は美肌効果がある」と言われるのは冷やす力が強いからです。
はと麦の熱を冷まし毒を取り除く作用が、シミやイボに働きかけるんですね。

簡単おうち薬膳レシピ
はと麦ととうもろこしのご飯
胃の膨満感や痛み、体が重くてむくんだ感じを改善します


はと麦ととうもろこしで利尿作用を促進、お米で胃をいたわり、大葉で体に溜まった湿気を発散させて気の流れをよくする…という働きを狙った一品です。

作り方
(1)はと麦30gは熱湯に浸し冷ましておく。(お湯ではなく、一晩水につけたものでもOK)
(2)米2合を磨いで炊飯器に入れ、(1)の浸し汁も加えて水加減する。はと麦を混ぜ、水を大さじ1足す。
(3)粒とうもろこし100gを米の上に乗せて15分以上置いてから炊く。炊き上がったらさっくり混ぜる。
(4)茶碗に盛り、大葉のせん切りを飾る。

はと麦、とうもろこし、お米には「健脾」といって脾の働きを活発にする作用があります。3つの食材の相乗効果で、消化や水分の運搬が促進されます。
とうもろこしは、缶詰でも生の粒でもどちらでもOKです。
お好みで塩を少々加えて炊いてください。

それではみなさんまた明日お会いしましょう(^-^)ノシ



【薬膳的分析】
性味/帰経
微寒、甘・淡/肺・脾・胃

効能
利尿作用により体内の余分な水分を排出する
弱っている脾の働きを正常にし肺の虚弱を補う
熱を冷まし体に害を与える毒の作用を排除する


むくみに効果抜群とうがん

2013-09-01 | むくみを取る
暑さと湿度が戻ってきましたね(・・;)
今日のテーマはそんな時期におすすめしたい「とうがん」です。


漢字では「冬瓜」と書くので冬の野菜かと思いますが、旬は夏です。
皮が厚く、丸のまま冷暗所で保存すれば冬までもつことからこの名前がついたとか。

95%が水分で低カロリー。
利尿作用のあるカリウムを比較的多く含んでいるので、体内の老廃物を排出したり、むくみの解消や血圧を下げる効果があります。

漢方では、余分な熱や毒素を取り除く、唾液を出して喉の渇きを癒す働きがあるといわれています。
熱中症、むくみ、喉の渇き、尿量が少ない時に使います。

種や皮も薬として用いられます。
種は冬瓜子といい、実と同じくむくみや尿の出が悪い時に、また、黄色い痰の出る咳にも使われます。
皮は冬瓜皮と呼ばれ、余分な熱を取り喉の渇きを癒し、むくみを取る働きがあります。
スープなどを作る時、とうがんの皮と種を20~30分煮出して使えばむくみを取る効果がさらに高まりますよ☆

ただし体を冷やす性質で気を降ろす作用があるので、胃腸が冷えている人や妊婦さんは食べ過ぎないようにしてください。
冷え症で胃腸の弱い人が食べる場合は、体を温めたり胃腸の調子を整える働きのあるものと一緒に調理した方が、代謝が高まりむくみを取る効果を発揮しやすいです。

すいかが食べられない家族はとうがんもちょっと苦手。
理由は香りと食感が似ているからだそうで…私にはそうは思えないのですが(- -)

美味しく食べてもらえる方法はないかなと考えたのが
胃腸の働きをよくしてむくみを取る
とうがんとしいたけの和風カレー
でした。

作っておいた干ししいたけを戻し、戻し汁にかつおだしを足し、しょうゆ・酒で薄く味付けして煮汁を作る。
とうがんとしいたけ、玉ねぎを入れてとうがんが柔らかくなるまでコトコト煮込む。
厚揚げとカレールウを入れて、とうがんの角が取れてホロホロ溶けそうに煮えたら出来上り。

「和風カレーよ☆」と言って出したら、「うまい!」ペロリとたいらげてくれました(^_^)v
食べ終わったところでタネ明かし。目が点になってました。
大根だと思って食べていたみたいです。しめしめ。

それではみなさんまた明日お会いしましょう(^-^)ノシ



【薬膳的分析】
性味/帰経
微寒、甘・淡/肺・大腸・膀胱

効能
余分な熱や毒素を取り除く、利尿作用
体に必要な水分を増やし、渇きを止める

むくんだ時に食べるもの

2013-08-05 | むくみを取る
昨日なぜか足がむくんでパンパンになり、膝まで痛くなってしまいました。
食養生を毎日実践するようになって2年、最近は冷えやむくみの症状がそれほど気にならなくなっていたので驚きました。

水飲み過ぎたかしら?
確かに3日前にビールを飲んだけどその翌日は何ともなかったのに。
(でも冷えが徐々にたまる原因にはなったかも(^ ^;))
ここ数日食べたものを思い返し、胃腸が冷えて水分の代謝が悪くなったのでは?ということになりました。

きゅうり、トマト、なすは今日は食べるのをお休み。
緑茶を杜仲茶に変えました。杜仲茶は体を温めて腎の働きを助けます。

友人と食事をすることになっていたので、胃腸を元気にして温めてくれるかぼちゃや鶏肉、利尿の働きのあるとうもろこしと枝豆をしっかり食べられるメニューを選びました。とうもろこしと枝豆は、温でも冷でもない中間の平の食材です。
冷たいビールは我慢。友人はかき氷を食べていましたが私は温かい紅茶を飲みました。

久々に少し運動してエアコンで冷えていた体に刺激を与えました。
そして今日は尿の出もよく、膝も痛くないし、むくみはだいぶ解消されてます。うまくいったみたいです(^ ^)

むくみを取る効果があるといわれている食材には、体を冷やすものが意外とあります。
スイカ メロン ズッキーニ 豆腐 緑豆 緑茶 きゅうり
セロリ なす 空芯菜 とうがん はと麦 昆布 もずく

…など

確かに寒い所に行くとトイレが近くなるので、体を冷やすものに利尿の効果があるのは納得できます。
ただ、冷えた状態の人がさらに冷える食材を摂っても、水分代謝に関わる脾(いわゆる脾臓だけでなく消化機能全体を指します)や腎(いわゆる腎臓と生殖機能を指します)の働きがさらに低下してしまうので、むくみに効果を発揮してくれません。

こういう場合は、温でも冷でもない平の性質で利尿の効果があるものや、体を温めるものを食べて、水の循環を整え不要な水分を排出しむくみを取っていきます。

平の性質で利尿効果のある食材
小豆 大豆 黒豆 空豆 とうもろこし ぶどう
さば かつお すずき 白魚 石持

…など

体を温める温の食材
かぼちゃ にら もち米 羊肉
いわし 鮭 鯵 海老 鶏肉(平に近い温)

…など

体の声を聞きながら色々試して、自分に合った方法を見つけていきましょう。
効果が見られなければ食べるものを変えればいいだけですから、神経質になる必要もありません。気軽にゆっくり続けるうちに体は変わって行きます!
私はそのヒントを発信して、みなさんの体と心をいい状態に近づけるサポートができたらうれしいです。

むくみには今回のケース以外にも様々な原因があるので、それはまた別の機会に。
それではみなさんまた明日お会いしましょう(^-^)ノシ

大豆よりスゴイ栄養価の枝豆

2013-07-22 | むくみを取る
今日は「枝豆」についてお伝えします。

枝豆は大豆が熟する前の未熟果です。
大豆と同じ、タンパク質・炭水化物・脂質・ビタミンB1・B2・カルシウム・カリウムが豊富に含まれ、さらに大豆にはないカロテンやビタミンCも多く含まれています。
また葉酸も多く、体の成長促進、貧血の予防などにも効果があります。

ビタミンB1・B2・Cなどのビタミン類とタンパク質にあるアミノ酸の一種メチオニンが、アルコールの分解を促し、肝臓への負担を軽くする働きがあると言われています。枝豆にビールは本当に抜群の組み合わせなんですね。

さらに食物繊維もたっぷり含まれているので、腸をきれいにし、大腸がんや高血圧、糖尿病などの生活習慣病の予防にも効果があります。サポニンは高血圧や動脈硬化を防ぎ、ダイエット効果もあります。
大豆同様、ホルモンのバランスを整えて更年期障害を防ぐイソフラボンは有名です。

栄養たっぷりの枝豆を旬の6月~8月にぜひ取り入れてください。
利尿効果もあるので、暑くて水分を取り過ぎた時も上手に出してくれます。

作ってみました
焼き枝豆
NHKのあさイチの枝豆特集で紹介されていた焼き枝豆にチャレンジ。
いつも通りに洗って、フライパンに入れます。


中弱火で蓋をして5~6分蒸し、蓋を取って強火にして1~2分焦げ目がつくまで炒るだけ。


豆の甘みをすごく感じました。茹で枝豆とはまた違う美味しさ(*´∀`)
塩分が抑えられるのもうれしいです。また作ってみます!

最後にあさイチの内容を忘備録に。

おいしい枝豆の見分け方→さやの色がきれいなもの

茹で枝豆:さやの両端を切って塩もみして3~5分茹でる

塩分少なめでも美味しい調理方法
フライパンで焼く→焼くことで水分が飛んで甘みが増す
洗ったままフライパンに重ならないように入れ中弱火で蓋をして5~6分、蓋を取ったら強火にして1~2分焦げめがつくまで炒る。

残った枝豆はさやから出してビンに入れ、お酢を加えれば1週間もつ。
料理に混ぜれば酸味も気にならない
料理例
枝豆ともやしのナムル
枝豆のせ豚の冷しゃぶ
揚げなすと枝豆の甘酢あえ


あさりと一緒に取ると栄養価アップ
枝豆のVB6・葉酸とあさりのVB12が合わさると動脈硬化の予防になる。
VB12は、しじみ・かき・レバー・いくら・いわしにたくさん含まれている。

普通の枝豆を茶豆にバージョンアップする方法
ほうじ茶と一緒にゆでる
茶豆の香り成分はアセチルピロリン
ほうじ茶にはこれに似たピラジンという成分が入っている。
さやの両端を切り、沸騰したお湯にパックに入れたほうじ茶と枝豆を入れ4分ほど茹でる。

それではみなさんまた明日お会いしましょう(^-^)ノシ



【薬膳的分析】
大豆
※枝豆について明確な資料がないため、熟果の大豆を記載します。
性味/帰経
平、甘/脾・胃・大腸

効能
疲労回復、消化機能を整えて食欲を促進
むくみを取る、妊娠中毒症の緩和

とうもろこしで体を軽やかに

2013-07-21 | むくみを取る
今日のテーマは今がまさに旬の「とうもろこし」です。

お米や小麦のように多くの国で主食になっているだけあり、炭水化物とタンパク質が主成分。
胚芽(粒の根元の部分)に、ビタミンE・B1・B2・カリウム・亜鉛・鉄などの栄養素が詰まっているので、お料理に使う時はこの胚芽を活かすために手で実を外すのがベターです。(なんて言うけどこれは面倒。包丁でこそぎ落としていいと思います。)

注目は豊富なアミノ酸。疲労回復効果があるアスパラギン酸、健脳効果があるグルタミン酸、免疫機能向上や脂肪燃焼促進効果があるアラニンを含んでいます。


漢方でも余分な熱を排出してむくみを取る、疲労回復、消化機能を整え食欲を促進する効果があり、夏やジメジメと暑い梅雨の時期にも取り入れたい食材です。

粒の皮には食物繊維がたっぷり含まれているのですが、消化が悪く冷たい飲み物と一緒に摂ると下痢を起こすことがあるそうです。夏だから冷たいビールのお供に食べちゃいますよね。お腹の弱い方は冷たい飲み物を控えめにどうぞ。

そしてもう一つ注目したいのが「ひげ」。
皮をむいた時に捨てちゃいますよね?これを読んだ方はぜひ取っておいてください。
茶色くなっている部分を取り、お料理に入れたり干してお茶にすると利尿効果抜群です。

ひげの本数は実の数と一致しています。ひげがたくさん見えているものを選ぶと、実がしっかり詰まっていますよ!
漢方では「玉米鬚(ぎょくべいしゅ)」とか「南蛮毛」と呼ばれ、体の余分な熱を冷ましたり、利尿の効果があります。

先日あるお店でかき揚げの衣にとうもろこしのひげを使っていて、野菜を食べ尽くすアイデアに感動しました。
1~2センチに刻んで、揚げ物の衣やリゾット、お焼きに入れてもよさそうです。


3日間天日で干した「ひげ」

お茶にする場合は天日で1週間ほど干した後、フライパンで軽く炒って焙煎すると香ばしいお茶になります。
天日で干す時間がない場合は、そのまま焙煎してももちろんOKです。
先日ちょっと飲み過ぎてむくんだなと思った翌日に飲んだら、うれしい驚きの利尿効果でしたヽ(◎´∀`)ノ
ひげ単品は少し青臭く感じるので、烏龍茶とブレンドすると美味しくいただけます。

ゆでる時は食塩を入れた水からゆで、沸騰したら3~4分で火を止めて取り出し、余熱で仕上げます。こうするとみずみずしくて歯ごたえも残せます。
この暑い中お湯を沸かすのはイヤ!という場合は、電子レンジが便利です。表面に軽く塩をまぶしてラップできっちり包み、500wで6分(片面3分ずつ、600wの場合は8割ぐらいの時間で)チンすれば出来上がり。熱いので取り出すときはやけどに注意です。

それではみなさんまた明日お会いしましょう(^-^)ノシ



【薬膳的分析】
とうもろこし
性味/帰経
平・甘/脾・肝・腎

効能
余分な熱を排出する、むくみを取る
消化機能を整え食欲を促進する、疲労回復


とうもろこしのひげ
性味/帰経
平、甘/肝・腎・膀胱・心・小腸

効能
むくみを取る
濃くなっている尿の色を正常にする
腫れ、熱感、疼痛などを治療する