食養生365日 食材の栄養や漢方・薬膳的な効能のお話

あなたのバランスをサポートするサロンConcordia~コンコルディアのsoraがお届けする薬膳・食養生のことなど

強力タッグで体を温め腎を補う

2017-01-23 | 温める能力アップ
寒中らしい寒い日が続いてますね。
日中、陽ざしにかすかな春の気配を感じる日もありましたが、やっぱり寒い!冷えます(´・ω・`)

こんな日は体を温めるものを…ということで、胡桃(くるみ)と韮を使って体を温める食材を組み合わせたおかずを作りました。
14日のワークショップ『冬に最適!腎のケア』でもご紹介したメニューです

簡単おうち薬膳レシピ
胡桃と韮入りスペイン風オムレツ
体を温め、潤いや気も補い、腎をケアするメニューです。

材料(2人分)
胡桃20g 韮1/2束 新じゃが中2個(約150g) 卵2個 粉チーズ小さじ1~2 牛乳小さじ1 オリーブオイル 塩 こしょう

作り方
(1)胡桃は粗く刻み、韮は3cm幅にカット、新じゃがは皮ごとせん切りにする。卵はボウルに溶いて粉チーズと牛乳を混ぜておく。

(2)フライパンにオリーブオイル大さじ1を引き、新じゃがを中弱火で炒め焼きにする。全体に広げるようにしてあまり混ぜずに、時々フライがえしで返して焼き色をつける。


こんな感じでほんのりきつね色になるまで焼きます

(3)軽く塩こしょうし、中火にして韮と胡桃を加えて韮がしんなりするまで炒め、(1)の卵液に混ぜる。

(4)フライパンをキッチンペーパーで軽くふいてからオリーブオイル小さじ1を引き、(3)を流し込んで弱火で両面を焼く(片面だいたい2分ずつ)。最後に中火にしてフライパンをゆするようにすると、表面がこんがり仕上がる。


体を温める力をアップし、腎の働きを高めてくれる胡桃。
温めて気と血の流れを良くしてくれる韮。

体に潤いを与えてくれる食材の卵、チーズ、牛乳。

そして気を補う食材じゃがいも。
皮ごと食べられる新じゃがを使って旬のエネルギーもいただきます。

ごちそうさまでした(*´艸`)美味しかったです♪

胡桃と韮については過去の記事も参考になさってくださいね。

老化にも便秘にも
今週の東京は一時の厳しい寒さが少し緩んで、日中はかすかに春の気配を感じます。でもポカポカ陽気にはまだ遠く、寒さが苦手な私は本格的な春が待ち遠しい限りです(´・ω・`)ということ......

冷えと疲れには韮(にら)
今日のテーマは「韮(にら)」です。年中手に入りますが、美味しいのは11月~3月。夏の韮はちょっと硬いですよね(´・ω・`)体を温める温の性質なので、寒い今の時期に食べるのにピ...

それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



3月までのワークショップとコース

ワークショップ『はじめての薬膳・食養生』 3/12(日)14:00~16:30
ワークショップ『春の体調を整える薬膳・食養生』 3/25(土) 11:00~15:00
『東洋医学と薬膳の基本が身につくコース』隔週木曜 2/16、3/2、3/16、3/30 11:00~16:00

詳しくはこちらをご覧ください



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漢方・薬膳との出逢い

くるみで冬支度

2016-11-06 | 温める能力アップ
ここのところ季節が一気に進み、急に寒さが増してきましたね。
明日11/7は立冬。いよいよ冬の始まりです。

毎年秋が深まってくると、体がくるみ(胡桃)を欲するようになります。


今年も大きめの袋で買いました。

くるみは、五臓の「腎」と「肺」の働きをよくする食材です。

「腎」は生命力と免疫力の源になります。
エイジングにも関係しているので、年中補うことを意識しても良いと思います。

「腎」は特に、冬に働きが活発になります…ということは冬に疲れやすい・弱りやすいので、冬にしっかりケアするのが良い臓ということなんですね。

一方、「肺」は空気が乾燥する秋にケアするのが良い臓です。

両方の蔵を補うくるみを、秋から冬に遷り変わる時期そして冬に、ぜひ摂り入れてみてください。

過去の記事では薬膳的効能や栄養、お料理のことなどについて触れています。こちらもどうぞ参考になさってください(^_-)

老化にも便秘にも
今週の東京は一時の厳しい寒さが少し緩んで、日中はかすかに春の気配を感じます。でもポカポカ陽気にはまだ遠く、寒さが苦手な私は本格的な春が待ち遠しい限りです(´・ω・`)ということ......

腎をテーマにしたワークショップは毎年オーダーをいただくので、この冬も開催を予定しています。
スケジュールは決まり次第こちらでお知らせしていきます。

今度の土曜日の『はじめての薬膳・食養生』は、開催1週間を切ってますが、まだ残席ありますのでお申込みいただけます。
11/7(月)までにご予約ください。

  

ワークショップ『はじめての薬膳・食養生』
11/12(土) 13:30~16:00
薬膳に興味はあるけど何から始めればいいかよくわからない!というあなたに。
陰陽五行を食べ物に当てはめながら、薬膳・食養生の超キホンを学びます。
あなたの体質に合わせて何をどう食べるかを知る、きっかけになさってください。
受講料3,500yen(テキスト代込み、薬膳茶・お菓子付き)


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SSL標準装備の無料メールフォーム作成・管理ツール | フォームメーラー
  


それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



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おうち薬膳ワークショップsoraのごあいさつ
漢方・薬膳との出逢い

ジン♪ジン♪

2014-11-27 | 温める能力アップ
昨日は本当に寒かったですね!
二十四節気の小雪の頃とはいえ、まだ11月だというのに

こんな日はやっぱりお鍋と思いながらスーパーに行ったところ、ラムの切りおとし肉を発見
数が少なくて欲しくても買えない時があるのでこれはチャンス!!

たっぷりのお野菜(キャベツ、長ねぎ、ピーマン、にんじん、エリンギなど)と一緒に炒めて


ジン♪ジン♪ジーンギスカーン♪

お酒をかけて蓋をして、野菜がしんなりしたら出来上がり。

フライパンごとテーブルへ…
タレをつけてモシャモシャいただきます。
ご飯が進みました(*´艸`)

ラム肉羊肉:「ようにく」と読みます)は、体をポカポカに温めるの性質を持つお肉です。
肉の中では最強です。

以前に羊肉のことを取り上げた記事もご覧くださいね(^_-)

冬こそ食べたい肉
土曜日の東京は雪。一日中止むことなく、夜中まで降り続いてましたね。どうしても欲しいものがあり、完全防備で買い物に出ると、外は一面雪!まるでスキー場の街に来た気分で、キュッキュッと音のする新雪を踏みしめて歩くのが新鮮でした。思ったより...

ぜひこれから冬に食べてください。

ただ、独特の臭いを消すのにスパイスやハーブを使うため、似たような味になってしまうのが、ラム肉のちょっと残念なところ。
体を温めて元気にする本格薬膳に、「羊肉四物湯(ようにくしもつとう)」というスープ料理があるんですが、ラム肉はスープにするとちょっと固いんですよね(´・ω・`)長時間煮込めばいいんでしょうけど…

ということで、ササッと焼くだけでできちゃうジンギスカン炒めは手軽でおススメです。

そうそう。エリンギって、サッと火を通しただけだと少し臭みを感じませんか?
弱火で3分ぐらい炒めて水分を飛ばしてあげると感じなくなります☆ちょっと裏ワザでした

それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



↓11月・12月の開催テーマ↓
『内から温める食材で冬を乗りきる!』
『妊活中の食養生』
『はじめての食養生~体と食べ物の陰陽~』
詳しくはこちらをご覧ください。

おうち薬膳ワークショップsoraからごあいさつ
漢方・薬膳との出逢い

エビ三昧で☆からだ活性化↑

2014-10-08 | 温める能力アップ
先週末、美味しいお魚を求めて伊豆に行ってきました。
日曜日はあいにく雨になってしまいましたが、土曜日はお天気に恵まれて、いい旅でした☆

地の魚をたらふくいただきましたよ~(*´艸`)
中でも絶品だったのがエビのみなさん!!!


桜えびのかき揚げ。サクッと噛んだ瞬間、香りがフワーッと広がりました


手長蝦のお刺身は甘くてねっとりとした舌触り、臭みが全くありません


蒸した伊勢海老。小ぶりでしたがプリップリで甘くて大満足

そんなわけで今日は「エビ」についてです。

薬膳では、腎を補い体を強壮にする、精力UPのスタミナ食材。
体力を回復したい時に食べてみてください。

また、体を温める力を高めて食欲を増進しますので、冷え症で食欲がない人も摂り入れてみてください。
足腰の冷えや震えを感じる人もぜひ。

意外なところで、母乳不足にもよいといわれています。

エビは特に冬おススメの食材です。体を穏やかに活性化する食べものです☆

帰って来てからお肌が絶好調です♪
温泉に入って、たっぷり寝たから…もあるんでしょうね(^ ^)

それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



【薬膳的分析】
性味/帰経
温、甘・鹹/肝・腎・脾

効能
腎を補い体を強壮にする
体を温める力を高め、食欲を増進する
母乳不足を補う



10月のワークショップ受付中
※日程は調整可能なものもあります。ご相談ください。
『腎とエイジングの食養生&薬膳』10/25(土)
『便秘の食養生&薬膳』10/30(木)
詳しい内容はこちらをご覧ください。



おうち薬膳ワークショップsoraからごあいさつ
漢方・薬膳との出逢い

老化にも便秘にも

2014-02-25 | 温める能力アップ
今週の東京は一時の厳しい寒さが少し緩んで、日中はかすかに春の気配を感じます。
でもポカポカ陽気にはまだ遠く、寒さが苦手な私は本格的な春が待ち遠しい限りです(´・ω・`)

ということで今日のテーマは寒い時期にぜひ摂り入れていただきたい食材、胡桃(くるみ)です。


漢方では腎を補い体を強壮にする、肺の気を落ち着かせ咳を止める、腸を潤し便通をよくする、などの働きがあるとされています。

腎はエイジング(老化)に深く関係しています。
腎が弱るといわゆる老化にまつわる様々な不調が起こりやすくなります。
腰痛、足腰に力が入らない、耳鳴り、物忘れ…精力の減退も…
(詳しくはワークショップ『アンチエイジングと腎のお話』で解説します☆)

そんな腎を補ってくれる強い味方が、胡桃(くるみ)なんですね~。

体を温める力をアップしてくれるので、冷えやすい人にもピッタリ。
腎と肺の両方の働きをよくするので、息切れや慢性の咳、喘息にも有効です。
腸の乾燥を潤してくれるので便秘にも♪

また、形が人間の脳に似ていることから、健脳の働きもあると古くからいわれてきました。
実際に研究で、胡桃(くるみ)に含まれるリン質は、人間の脳神経に有益で脳を元気にする効果があることが分かっているそうです。

ただし熱があって痰の絡んだ咳が出る人には向きません。ほてりがある人は、さらに熱っぽくなってしまいます。
軟便の人は余計に便が柔らかくなり下痢に繋がるので食べない方がいいでしょう。

栄養素はタンパク質が豊富。必須脂肪酸も多く含まれています。
注目はストレスの軽減や肥満、高血圧、糖尿病などの予防に役立つαリノレン酸。
最近では抗うつ作用があることも分かってきているんだとか。

胡桃(くるみ)、スゴイです!

でも胡桃ってどうやって食べればいいの?
ワークショップでもよく聞かれます(^ ^)
こんなお料理に使ってみてください。

乾煎りして塩を振りおつまみに
味噌・しょうがのすりおろし・蜂蜜と混ぜてご飯のおともに
細かく刻んで胡桃和えに(胡麻和えのイメージ)
炒め物に(海老、鶏肉と相性がいいです)
ヨーグルトのトッピングに(便秘には蜂蜜をプラスして相乗効果UP

酸化しやすいので、保存する場合は密閉できる袋に入れて冷蔵庫へ。早めに使い切ってくださいね。

それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



【薬膳的分析】
性味/帰経
温、甘(皮は渋)/腎・肺・大腸

効能
腎を補い体を強壮にする
肺の気を落ち着かせ咳を止める
腸を潤し便通をよくする



3月ワークショップ受付中
3/9(日)『今すぐできる花粉症の養生法』
3/15(土) or 21(金・祝)『0ゼロからはじめる食養生~体と食べ物の陰陽~』
3/27(木)『更年期の食養生講座~エイジングと腎のお話 Part2~』
3/29(土) or 31(月)『肝をいたわってストレスを乗りこなす』
詳しくはこちらをご覧ください

おうち薬膳ワークショップsoraからごあいさつ
出張ワークショップも承ります

冬こそ食べたい肉

2014-02-10 | 温める能力アップ
土曜日の東京は雪。一日中止むことなく、夜中まで降り続いてましたね。
どうしても欲しいものがあり、完全防備で買い物に出ると、外は一面雪!
まるでスキー場の街に来た気分で、キュッキュッと音のする新雪を踏みしめて歩くのが新鮮でした。
思ったより早く溶けたようですが、路面に残った雪が凍っている所もありますので、足元にはお気をつけて。

そうなんです。
まだまだまだまだ寒いんです(´・ω・`)

今日はそんな時にぜひ食べていただきたい「羊肉(ようにく)」についてです。
の肉、ラムとかマトンといわれるものです。

ラムとマトンの違い
ラム=1歳以下の歯が生え変わる前の子羊
マトン=歯が生え変わった後の大人の羊、ラムより臭みが強い

羊の肉に含まれるカルチニンという成分が、代謝を促進するため、体内の熱量を上げて体の中から温めてくれます。
ラムのカルチニン量は、豚肉の2倍、牛ヒレ肉の1.5倍です。さらにマトンにはラムの2.5倍!

羊の脂肪分は他の肉と比べて融点が高く(44度)、人の体温では溶けないため吸収されにくいという特長があります。
(ちなみに牛肉は40℃、鶏肉は30℃、豚肉は28℃)
そのうえ代謝を促進してくれるので、「食べても太らない肉」ということで話題になったりしてたんですね(^ ^)
だからといって食べ過ぎはいけません(~ ~;)ほどほどに☆

また、体に吸収されやすい形の鉄分が豊富だそうで、貧血気味の人にもうれしい食材です。

漢方では、お腹を温める、気を補い臓腑機能をアップする、産後の体力回復などの働きがあるとされています。
生理痛の時、冷えから来る腹痛や食欲不振、下痢がある時に摂り入れてください。
虚弱体質の人、疲れが取れない時にも。

温よりさらに体を温めるの性質なので、冬におススメの食材です。
逆にこの熱の性質から、夏の暑い時、口内炎や湿疹ができている時にはあまりおススメできません。
のぼせやすくて暑がりな人も食べすぎにはご注意を!
夏にジンギスカンをたくさん食べたあと運動するのは、ちょっとキケンです(@ @;)

羊肉は腎を補うので、足腰の冷えや痛みにも有効です。腎は冷えを嫌がりますしね。
足腰と腎は深い関係にあります。
2/20(木)のワークショップで、この辺りのことは詳しくお話しさせていただきます。

それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



【薬膳的分析】
性味/帰経
熱、甘/脾・腎

効能
体を温める力を高める、お腹を温める
気を補い臓腑機能をアップする
産後の体力回復



受付中の2月ワークショップ
エイジングと腎のお話 Part1
カゼに克つ!春のはじめの食養生
詳しくはこちらをご覧ください
出張ワークショップも承ります

手足や腰の冷えに杜仲茶

2013-11-04 | 温める能力アップ
11月に入り寒さを感じる日が多くなっていますね。
7日は二十四節気の立冬。漢方・薬膳的には、そろそろ冬を意識したものを摂り入れ始める時期になりました。

冬は腎が弱りやすい季節です。腎は冷えるのを嫌がり、冷やすと疲れて弱ります。

腎には、体の生命エネルギーである「」、エネルギー源である「」、そして「」を生む役割があります。
体内の水分代謝も担っています。
体の発育や生殖をつかさどる大切な臓です。

腎が弱っていると足腰に力が入らなくなり、疲労が取れなくなります。
冷え症が悪化して下痢を起こしたりします。
顔色が月の光みたいに白くなり、むくんでだるくなります。
耳鳴りやめまいが出ることもあります。

冬は体、特に腎を温めることがとても大事なんです。
前置きが長くなってしまいましたが(^ ^;)、今日のテーマはそんな腎をいたわる「杜仲茶(とちゅうちゃ)」です。


漢方では、肝と腎を補い、体を温める能力がアップして元気が復活したり、筋肉や骨を強くする働きがあるといわれています。
手足・腰の冷えや痛み、無気力、頻尿、めまいがある時、性機能低下や不正出血にも用いられます。


ワークショップのティータイムにお出ししています

体脂肪や中性脂肪を減らす作用もあるといわれています。
そういえば以前ダイエット茶としてブームになったことがありましたね☆

杜仲茶は体を温めるので、ほてりやのぼせを感じている方はほどほどの量をお楽しみください。
同じお茶でも緑茶は体を冷やすので、冬は紅茶やプーアール茶、そしてこの杜仲茶がおススメです。
腎を補う食材、黒豆茶もいいですね(^_-)

腎については、11/30(土)の『老化にかかわる腎の話』でもっと深~いお話しをしますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。

それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



【薬膳的分析】
性味/帰経
温、甘/肝・腎

効能
肝と腎を補い体を温める
強壮、筋や骨を強化する
不正出血を改善する



11/14(木)八幡山のカフェで「冬を乗り切る食養生」教室残席2

11月のワークショップご参加受付中です
体と食べ物の陰陽~はじめての薬膳~(入門編)
あなたが捨てるもの・補うもの(体質改善コース)
冬の食養生と薬膳(季節の食養生コース)
老化にかかわる腎の話(症状改善コース)
詳しくはこちらをご覧ください

おうち薬膳ワークショップsoraからごあいさつ