食養生365日 食材の栄養や漢方・薬膳的な効能のお話

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むくみが気になったら小豆

2016-09-24 | むくみを取る
お彼岸といえばやっぱりおはぎ(ぼたもち)ですね(๑´ڡ`๑)


ということで、今回はおはぎに入っている「小豆」についてです。

食物繊維が豊富で、疲労回復や滋養強壮に効果的なビタミンB1も多く含まれています。
皮にはサポニンというアクの成分が含まれていて、抗酸化作用が期待できるそうです。

漢方では利尿作用によりむくみを改善したり、解毒や分解の働きがあるとされています。
水の代謝が落ちてむくんだ時や、かゆみを伴う腫れ物、吹き出物ができた時などに摂り入れてみてください。

また、赤い食べ物は五臓の「心(しん)」を補うので、夏に疲れやすい「心」をケアするのにも良いとされています。
薬膳では夏バテの予防にも小豆を使ったりします。

ただ、甘いものの摂り過ぎはかえって脾胃を傷めることになり、甘味の強い餡子のお菓子を1日に何個も食べるというのは、あまりおススメできません。
脾が不調になると水分代謝も悪くなるので、結局むくみやすくなっちゃうんですね。
ほどほどって難しい…

おはぎは、この小豆ともち米の組み合わせ。
もち米は五臓の「脾(ひ)」の調子を整え、体力・気力をアップさせる食材です。

ちなみに、写真奥にひっそり写っていたきな粉のおはぎですが
きな粉は大豆からできていて小豆と同様むくみを取る働きがあり、よりむくみを改善してくれそうな気がします♪

もち米についてはまた別の機会に書きますね。

それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



【薬膳的分析】
性味/帰経
平、甘・酸/心・小腸・脾

効能
利尿作用によりむくみを改善する
解毒・分解



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疲れやすい人の漢方薬

2016-09-15 | 漢方・薬膳
前回、「秋の食養生は忙しい」で秋のはじめの食養生のことを書かせていただきましたが、この季節の変わり目に不調を感じられている方、結構いらっしゃいます。

だるさや疲れが取れなかったり、カゼを引いてしかも長引いたり…

最近は「秋バテ」なんて言葉もよく聞かれるようになりましたね。

もともと夏の疲れが残っているところに、台風による気圧の変化や朝晩と日中の寒暖差など不安定な気候が重なり、体温調節を司る自律神経のバランスが乱れるのが原因だそうです。

調べてみると様々な予防法がみつかります。

シャワーで済ませず、ぬるめのお風呂につかるようにする
蒸しタオルで目元を温めて血行をよくする
冷たい飲み物を控えて温かいものを摂る
夏と同じ薄着で寝ない
冷房がきいた部屋では靴下やひざ掛け、ストールを用いる

でも色々試していても、疲れやだるさが抜けなかったり、カゼがなかなかスッキリ治らないということはありますよね(´・ω・`)

漢方的には、こういった状態を「全身の気が不足している」とみます。

気はひとことで言うと「生命エネルギー」。
臓器を動かしたり、血や水を巡らせたり、バリア機能を高めたりしています。

なので気が足りていないと、胃腸が弱ったり、たいして動いてないのに汗をかいたり、疲れやすい、カゼを引きやすく治りにくいといったことが起こります。

(気のはたらきについては『東洋医学と薬膳の基本が身につくコース』で詳しくお話しさせていただいてますので、ご興味のある方は一緒に勉強しましょう♪)

そんなまさに“元気が出ない”時に―
補中益気湯」(ほちゅうえっきとう)という漢方薬をご紹介します。

「補中」は消化器を助ける、「益気」は気を上げるという意味です。

体力が落ちていて疲れが取れない、胃腸の働きが弱っている、食欲がない人に用いられます。

私も疲れやすいと感じた時に飲んでいます。

ドリンク剤ほど即効性はありませんが、ゆるやかに効いて、何より弱っている胃腸に負担が少ないのもうれしいです。
体を底上げしてくれるような気がします。

疲れやすい時に用いられる漢方薬は、他にも色々あります。

十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)
六君子湯(りっくんしとう)
人参湯(にんじんとう)
小建中湯(しょうけんちゅとう)

…などなどです。
服用される場合は、専門のお医者さんや薬剤師さんに相談してくださいね。
あなたの体質や症状によって処方されるものは変わります。

それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



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秋の食養生は忙しい

2016-09-10 | 漢方・薬膳
日に日に秋らしくなり、季節の移ろいを感じます。

虫の声、いつの間にか早くなった日没、カラリとした空気…
梨や栗などの秋の食べものもよく見かけるようになりました♪

薬膳・食養生も秋モードにシフトしていきましょうね。

実は秋の食養生はなかなか忙しいのです。
どういうことかといいますと

いま頃はまだ、残暑の熱と秋の乾燥の気が入り混じっています。
でもってさらに時々台風や秋雨の影響で湿の気がやってきます。

なので、秋のはじめは残暑+乾燥に対処しつつ、気候や体と相談しながら湿気対策ということになります。

気候の変化に体が反応しやすい人は、この慌ただしい感じを身をもって実感されているのではないでしょうか。

喉や鼻がカピカピして空咳が出たり、お肌の乾燥も気になり始めたな~と思っていたら、むくんだり、頭が重くなったり、お腹がゆるくなったり…

まず、残暑の熱と秋の乾燥には、体の余分な熱を取りつつ潤いを与えてくれるものを、意識して摂り入れてください。

野菜では、トマト きゅうり ズッキーニ 
果物では、スイカ メロン キウイ リンゴ 梨 柿
豆腐も良いですね☆

そして湿気が多くてむくみが気になったら
枝豆・大豆・小豆などの豆類 とうもろこし はと麦
を食べてみてください。

お腹がゆるい時はさやいんげんを。腸内の水分量を整えてくれる食材です。

薬味系(しょうが、長ねぎ、シソ、みょうが)や、流行りの香菜(パクチー、シャンツァイ)も湿気を飛ばしてくれます。
香りの良い食べ物は気の巡りも良くしてくれるので、イライラの解消にもなります。

ただし、秋のはじめの薬味系は要注意。
たくさん摂ることで乾燥しすぎてしまう可能性があるからです。
お天気と相談しながら上手に摂り入れてくださいね。

さて、秋も深まり冬が近づいてきたら、食養生も晩秋向けに切り替えるのですが、それはまた別の機会にご紹介させていただきます。

それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



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えのき氷、ゆる~く続けると

2016-09-01 | 未分類
昨年の秋にブログでご紹介したえのき氷。
えのきたけと水を一緒にミキサーにかけ、1時間ほど煮詰めて製氷皿で凍らせたものです。

免疫力を調整する
血流を改善してお血(「お」はやまいだれに「於」)を防ぐ
血清脂質の改善
糖尿病予防
内臓脂肪・皮下脂肪の減少
美肌・通便
などの健康効果が期待できるそうです。

ひとりあたり1日3個を摂るのが理想とのことですが―

真面目に食べていると作った物がほぼ1週間でなくなってしまいます。
毎週1時間かけてせっせと作り続けるのは正直しんどい(´・ω・`)

しかも、1日の量を全部ひとつの料理に入れると“ザ・えのき風味”になるので、続けるうちに飽きてきます。
別けて他の料理に入れるというのも試しましたが、とろみがあるのでどんな料理にも使えるというわけではなく(´・ω・`)

始めて数カ月を過ぎた頃から、1日1.5~2個というのが定着してきちゃいました。
2人家族なので1日に3~4個使用、理想の量のほぼ半分です。

食べ切ってしまって作る時間がないと4~5日間が空くなど、かなりゆる~い感じでした。

それでも何となく続けているのには理由があります。

家族の花粉症が昨年より軽く済んだのです!
今年は前年よりスギ花粉の飛散量が多いとのことでしたが、比較的症状は落ち着いてました。
カゼらしいカゼも引かなかったと思います。

はじめは疑っていた家族でしたがとっても嬉しそう。
「これからも作ってね」…ですって(^ ^;)

私もえのき氷を数日サボると便秘気味になることがあり、身をもって効果を感じています。

続けるうちにメニューのバリエーションも自然と増えてきました♪
ワークショップやコースのお料理ワークでも何品かご紹介させていただいてます。

これは先日ご飯のお供に作った「ダブルえのき肉みそ」。とっても簡単です。


作り方
(1)ごま油を引いたフライパン(弱火)で、にんにくと生姜のみじん切りを香りが出るまで熱する。
(2)豚挽肉と1cm幅に刻んでほぐしたえのきたけを加えて炒め(ここからは中火)、酒・砂糖・味噌・しょうゆで味付けする。
(3)長ねぎのみじん切りとを入れて火を通し、解凍したえのき氷を加えてとろみが全体に行き渡ったら出来上がり。

材料
豚挽肉150g えのき半袋
砂糖と味噌は各大さじ しょうゆは小さじ1
にんにくと生姜1かけずつ 長ねぎ1/3本
えのき氷2個

えのき氷にうまみ成分があるので薄めの味付けでもOK(^_-)塩分を抑えられます。
濃い味がお好きな方はしょうゆを気持ち多めにしてください。

わが家ではご飯にかけて食べましたが、レタスにくるんで食べても良いし、麺に絡めても美味しいと思います(*´艸`)

えのき氷の作り方は、過去の記事を参考になさってくださいませ!

この秋のマイブーム食材
この秋「えのき氷」がマイブームです♪8月に「えのき氷」の健康機能性についての研究発表会に、お仕事で出席させていただいたのがきっかけでした。「えのき氷...

それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



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