爽やかな青空が広がるお彼岸の3月21日、四天王寺を訪れた。
以前から、「お大師さん」の日に行ってみたいと思っていたが、
これまでなかなかその機会がなかった。
「お大師さん」とは、空海(弘法大師)の命日の日、 毎月21日に、 境内に露店が並び、 たくさんの
参詣者が訪れるのだ。空海は延暦6年 (787) に 四天王寺に借住し、西門で西の海に沈む夕陽を拝して、西方の極楽浄土を観想する「日想観」と呼ばれる修行を行ったといい伝えられている。
そして、毎月21日は大師会(だいしえ)として、 特に江戸時代以降にお詣りが盛んになったようだ。
この日は、 中心伽藍が無料開放されている。金堂や講堂の内壁に描かれた壮麗な壁画には、足を止めてしばし見入った。
五重塔の正面に行ってみると、「五重塔最上階回廊特別開扉」と看板が立っていた。これはいい機会だと、志納100円を箱に入れ、スリッパに履き替え、階段を登っていった。内部は非常に狭い階段で、灯台のような感じだった。回廊となっている階段を数えてみると、89段であった。最上階のところが展望台という感じになっているのだが、ここも狭く、あっちこっちに「頭上注意」の張り紙があった。しかし、私は、4回頭をぶっつけた。なぜか、頭をぶつけて、「イテっ!」っと見上げたら、そこに「頭上注意」の張り紙が…っていう感じだった。
(五重塔の回廊を登りきった最上階の展望スペースより)
また、境内一円には、食べ物屋や日常品、 アンティーク(ガラクタ?)のお店などの露店で大賑わいだった。
そして、概ねここは物価が安いのだ。大丈夫かなあと思いながら、100円のお好み焼きも食べてみたが、なかなかの味だった。
今度は、京都の東寺で毎月21日に行われている「弘法さん」に行ってみたい…。
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